こんにちは、療法士活性化委員会の大塚です。
こんにちは、療法士活性化委員会の大塚です。
5週に渡って腰痛についてお伝えしてきました。
今回はそのまとめになります!
腰痛とは
「腰痛」とは疾患(病気)の名前ではなく、腰部を主とした痛みやはりなどの不快感といった症状 の総称です。一般に座骨神経痛(ざこつしんけいつう)を代表とする下肢(脚)の痛みやしびれを伴う場合も含みます。腰痛は誰もが経験しうる痛みです。
原因が特定できる特異的腰痛が15%、原因が明確でない非特異的腰痛が85%と言われていますが、非特異的な腰痛でも78%は原因が特定できるとされています。
Suzuki H,Kanchiku T,Imajo Y,et al. Diagnosis and Characters of Non-Specific low Back Pain in Japan: The Yamaguchi Low Back Pain Study. PLoS One.2016; 11:e0160454
腰痛の原因
主な原因は「心理社会的要因」、要はストレスです。
ストレスにより脳機能が低下し
- 中枢性感作
- 自律神経の機能不全
- 下行性疼痛抑制系の不活性化
により筋緊張の調節以上、不良姿勢、疼痛抑制経路の不活性により腰痛を引き起こします。
なので腰痛に対する介入は
- ストレスに対する介入→ICFで評価
- ストレス耐性の向上→運動
が介入となります。
動きからみた腰痛の分類
症状の発生する部位から見た腰痛の分類として、
- 関節性
- 神経根性
- 筋・筋膜性
の分類を紹介しました。
それぞれに対して評価を行い、結果を統合して解釈します。
アプローチ方法
腰痛は心理社会的要因やその他の機能的要因によりローカルマッスルと脊柱の安定性が失われている状態となります。なので介入方法としては
- ローカルマッスル、椎間関節、仙腸関節を動きやすい状態にする
- 安定性を高める
- 運動をする
の順で行っていく必要があります。
運動に関して
慢性腰痛ガイドラインでは
痛みのない範囲での有酸素運動
が推奨されていますが、運動の種類については言及されていません。
種類については対象者の方の慣れている運動で痛みのない範囲で行いましょう。
まとめ
腰痛について勉強してみたまとめ
- 非特異的腰痛でも原因を鑑別することができるものがある
- 機能だけではなく心理社会的要因をICFで評価する
- その方に合わせた運動を行う
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