こんにちは、療法士活性化委員会の大塚です。
前回は関節可動域制限の要因として皮膚の構造と役割をお伝えしました。
>>>関節可動域制限について 〜皮膚編〜
今回は関節包・靭帯の構造と役割についてお伝えしてきます。
靭帯の役割
- 関節の安定性を保つ
- 異常な運動を制限する
- 正しい運動を導く
の役割があります。
靭帯の構造
靭帯は密性結合組織に属する。
コラーゲン線維が靭帯の長軸方向に平行に走行
エラスチン線維も含まれる→伸長性
コラーゲン線維とエラスチン線維の間は基質で満たされその要素はプロテオグリカン。
骨に付着する部分はコラーゲン線維→繊維性軟骨→石灰化線維性軟骨→骨という順に段々と硬い組織になっている。
靭帯の機能
- 関節の関係性を破綻するような無理な運動、異常な方向への運動を制限する。
- 関節包の一部となって関節腔を形成する。
- 関節への神経と血管の土台となる。
- 感覚器としての役割。
神経分布
ルフィニ小体、パチニ小体、ゴルジ腱期間、自由神経終末が分布している。
→伸張刺激や侵害刺激で骨格筋の収縮を促している。
関節包の役割
関節全体を包む構成体、靭帯と共に関節を補強する。滑膜から滑液を分泌し、骨の保護、軟骨の栄養供給を行っている。
関節包の構造
内層(疎性結合組織):滑膜→滑液を分泌
外層(密性結合組織):線維膜→関節の補強
内層(滑膜):滑液を分泌
- 滑膜ヒダ:関節面の不適合な部分を補う。滑膜細胞が老廃物の代謝、コラーゲン、ヒアルロン酸の分泌。
- 滑液:滑膜下層の毛細血管から血液の一部が関節腔内に流出し、ヒアルロン酸が加わって滑液になる。滑液は粘性が高く関節面を膜状に覆い、骨同士の直接の接触を防いでいる。→不動によりヒアルロン酸は低下するとされている。この滑液により関節軟骨の栄養供給と老廃物の代謝を行っている。
外層(線維膜):関節の補強
線維膜の一部は関節包靭帯となって存在している。
ルフィ二小体、パチニ小体、ゴルジ腱期間、自由神経終末が分布している。
→伸張刺激や侵害刺激で骨格筋の収縮を促している。
靭帯・関節包の評価
基本的に靭帯や関節包が伸張されているときは関節が不安定な状態であるため、筋緊張が亢進しているはずである。なので関節包・靭帯のみ分離して評価するのは困難だと思われるが、関節の緩みの肢位(関節包が一番緩んでいる肢位)での可動性をみることで大まかに評価することができる。
まとめ
関節可動域制限について 〜関節包・靭帯編〜
- 靭帯・関節包は関節の安定性と滑走性に関わっている
- 伸張刺激に対して筋緊張を上げる役割を担っている
- 単独で評価するのは難しい
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