みなさん、こんにちは!
整形外科クリニック勤務の林です。
皆さんは脊柱疾患の患者さん、利用者さんの疼痛に対してリハビリはどのようにを行っていますか?
・寝起きに腰が痛い
・立ち上がる時に腰が痛む
・歩いていると足が痺れてくる
などの訴えが聴かれた時にどのようなリハビリをしていいか悩みますよね。
僕もたくさん悩んで仕事が嫌になったことがありました。
今回は脊柱疾患に対してのリハビリ方法を療活のコンセプトを用いて
ご紹介したいと思います。
一緒に患者さん、利用者さんを良くしていきましょう!!
1、脊柱疾患が疼痛を感じるのはなぜ
2、脊柱疾患の疼痛に対する評価方法は
3、脊柱疾患の疼痛のリハビリ方法とは
4、脊柱疾患の疼痛のまとめ
1、脊柱疾患が疼痛を感じるのはなぜ
脊柱疾患の疼痛は
①受容器(ポリモーダル受容器、高閾値侵害受容器)
②脊髄、視床(神経系)
③大脳(皮質、辺縁系)
の3つで感じ取って受け取っています。
中枢神経、末梢神経系により疼痛を患者さんや利用者さんが感じています。
なので神経の状態を改善させるための評価・介入を行わないと状態は改善しにくいです。
神経系には直接介入はできません。
そこで体表から触れる、確認できる部位を用いてリハビリを行っていきます。
2、脊柱疾患の疼痛に対する評価方法は
まず評価ですが、「定量的」「質的」を行っていきます。
定量的
VRS、NRS、FS など
メリット:疼痛の程度の把握
デメリット:疼痛の原因が不明
「質的」
範囲、時期、動作 など脊柱疾患の疼痛に対するリハビリ方法とは?
メリット:疼痛の原因の考える材料となる
デメリット:リハビリを行った後に変化が不明
上記の評価を行った上で
体表から確認できる「関節」「筋」への評価を行います。
脊柱疾患では
「関節」仙腸関節、胸腰椎、下部肋椎、
「筋」腸腰筋、多裂筋
を触診し下記の評価で原因部位を探ります。
「関節、筋」Patrick、PLF、Trunk rotation、Thomas
ここから実際に徒手介入、運動療法を行い状態の改善を目指します。
3、脊柱疾患の疼痛のリハビリ方法とは
徒手介入では
■モビライゼーション
「仙腸関節」「胸腰椎」「下部肋椎関節」
■筋膜のリリース
「腸腰筋」「多裂筋」
上記を行った後でも状態の改善が乏しい時は
運動療法を実施します。
■運動療法
骨盤前後傾、股関節屈伸、体幹前後傾などの運動にて
身体を動かす感覚を練習していくことも必要になります。
4、脊柱疾患の疼痛のまとめ
脊柱疾患の疼痛のまとめは
1、疼痛の原因
2、評価
3、介入
になります。
ただ忘れてほしくないのは
患者さん、利用者さんの動作や日常生活の改善です。
疼痛の評価は大切なことですが、
そこを忘れてしまうと何のための評価・介入か分からなくなってしまいます。
私もついつい疼痛だけ追い求めてしまう傾向があるので注意しています。
皆さんも一緒に勉強して患者さん、利用者さんを良くしていきましょうね。
一緒に勉強していきたい!という方はこちら
>>>【20分で変化を出す】脊柱疾患に対する評価とアプローチ<<<
療法士活性化委員会
認定インストラクター 林凌磨
記事の目次ページへ →
この記事が「おもしろい!」「為になった!」と思ってくださった方は、ぜひ「シェア」や「いいね!」をお願いします!!
今すぐ「いいね!」ボタンを押して「療法士のためのお役立ち情報」をチェック!
↓ ↓ ↓ ↓