毎週木曜日は国家試験の問題と解説をしてきます!!
*あくまで療法士活性化委員会としての解説なので確実な正答を保守するものではありません。必ず自分で調べましょう!
第55回理学療法士国家試験第3問
問題 関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本医学会基準による)における右下肢関節の測定で正しいのはどれか?
- 股屈曲
- 股伸展
- 膝屈曲
- 足背屈
- 足部内がえし
解答
3
解説
関節可動域測定法でポイントとなるのは
- 基本軸と移動軸
- 検査肢位(二関節筋の影響など)
です。
問題 | 基本軸/移動軸 | 検査肢位 |
股屈曲 | ○ | ×:膝関節屈曲位 |
股伸展 | ○ | ×:膝関節伸展位 |
膝屈曲 | ○ | ○ |
足背屈 | ○ | ×:膝関節屈曲位 |
足部内がえし | ×:基本軸は下腿軸への垂線 | ○ |
なので解答は3
これを臨床で活かすには?
量的
日常生活で必要な可動域を調べてみる
例えばコップの水を飲むには
- 手関節背屈15〜20°
- 肘関節屈曲130°
- 肩関節屈曲30〜45°
が必要です。
日常的に行っている動作にどのくらいの可動域が必要か意識してみましょう。
質的
角度だけでなく、end feelなどから制限の原因を探り適切なアプローチを選択肢します。
- 骨性end feel→代償
- 関節包・靭帯性end feel→関節モビライゼーション
- 軟部組織性end feel→筋膜のリリースなど
もちろん他動運動と自動運動も比較して筋力の影響も合わせて評価してみましょう。
療活では患者さん、利用者さんの目的を達成のサポートができる療法士が増えることで療法士自身も、患者さん利用者さんも笑顔になることを目的に活動しています。
あなたも当たり前のことができるようになり「ありがとう」と言われる療法士になりませんか?
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