毎週木曜日は国家試験の問題と解説をしてきます!!
*あくまで療法士活性化委員会としての解説なので確実な正答を保証するものではありません。必ず自分で調べましょう!
問
Down 症候群の児に対して乳児期に行う理学療法で適切なのはどれか。
- 腹筋群の収縮を促す。
- 不随意運動を抑制する。
- 背這いを移動手段とする。
- 緊張性迷路反射を促通する。
- 定頸後すぐに立位姿勢を経験させる
解答
1
解説
Down 症候群とは
ダウン症候群は21番染色体の異常であり,知的障害,小頭症,低身長,および特徴的顔貌を引き起こします。診断は身体奇形と発達異常から示唆され,細胞遺伝学的検査によって確定される。治療法は具体的な臨床像および奇形に応じて異なります。ダウン症の子供は全体的に低緊張の場合が多く、運動発達が遅くなる場合があります。
リハビリでは発達段階に合わせて次の段階の運動が獲得できるように促していきます。
準備として腹部を中心とした体幹筋群の促通を促してから介入していきます。
なので解答は1になります。
これを臨床で活かすには?
まず前提としてDown 症候群は改善する疾患ではありません。疾患に目を組めるのではなく、目の前の対象の子供の生活に目を向け、何ができたか?現状の発達段階なら次に何が必要か?そして家族のサポートも合わせて行うようにしましょう。
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