毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
今回は麻痺側への荷重についてお伝えします。
みなさんは麻痺側への荷重はどのように促していますか?
麻痺側への荷重を促す際のポイントは?
麻痺側への荷重練習では、視覚でのフィードバックが有効であるとも言われています。
立位での麻痺側の荷重を促す際、注目していただきたいポイントは股関節内転筋です。
股関節内転筋が働くことで立位時の麻痺側にしっかりと荷重をかけることができます。
内転筋の筋力はどうか、内転筋をしっかりとはたらかせることができるのかなど、確認してみてください。
実際の介入では、内転筋を触診しながら荷重練習を行うことで内転筋を意識してもらうことも私がよく用いる方法です。是非試してみてください。
歩行時に麻痺側に荷重がかからない場合は?
このように介入をしていても、歩行時に麻痺側への荷重が上手くかからず、麻痺側の立脚相が短くなってしまう場合があります。
そのような場合、私は麻痺側が内側になるような向きで円を描くように歩いてもらうという練習をおこなっていました。実際に自分の身体で試してみるとわかりやすいのですが、この方法では内側になる下肢(麻痺側)に荷重をかけなければ円を描くことはできません。
是非臨床で試してみてください。
まとめ
麻痺側への荷重について
1. 麻痺側への荷重練習では視覚でのフィードバックが有効である場合がある。
2. 麻痺側の内転筋がはたらいているか、立位での麻痺側への荷重ができるかどうか評価する。
3.内転筋を促通し、立位での荷重を促し、麻痺側が内側になるような向きで円を描くように歩く練習をすることで、段階的に麻痺側への荷重を促すことができる。
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