公共交通機関の利用：支払い方法と割引制度～作業療法士・理学療法士のためのADL実践ガイド～

みなさんこんにちは。作業療法士の仲田です。

今回は、リハビリテーションにおける公共交通機関の利用について、特に支払い方法と割引制度の観点からお伝えしていきたいと思います。

実際にZoomのナイトセミナー「OTしゃべり場」というADLなどを話し合う場で出てきた公共交通機関に関する会話を一部お伝えします。
＞＞＞OTのしゃべり場

せんせ～！公共交通機関について知りたいです。

公共交通機関ですか？

患者さんが利用するのに知りたくて。

不特定多数の方たちが所定の運賃を支払うことで自由に利用できる交通機関のことですよ。例えば、バス、電車、タクシー、航空機、船舶などが含まれます。もちろん、自家用車やレンタカー、自転車は含まれませんよ。

バスの支払方法一覧

直接運賃箱に現金を投入する最も基本的な方法です。

SuicaやPASMOなどICカードを使用。料金が自動で引き落とされます。

スマートフォンのQRコード決済アプリを使用できます。

Apple Pay、Google Pay、楽天ペイなどのスマホ決済アプリが利用可能です。

毎日利用する方向けの月額定期券。ICカードや紙タイプのものがあります。

事前に複数回分の乗車券を購入し、格安で利用できる券です。

地域限定のカード（名古屋の「マナカ」大阪の「ＩＣＯＣＡ」など）があります。

運賃の半額や無料乗車の対象となる場合があります。

運賃の割引対象となることがあります。

障害の程度に応じて運賃の半額や無料になる場合があります。

一部地域では無料乗車券が提供されることがあります。

※地域によっては、同伴者（家族や職員など）にも割引が適用される場合があります。

※詳細は各バス会社や自治体にお問い合わせください。

生活するにあたり、手帳を作った方が経済的にも楽になるし、知らない人が多いから説明できると良いですね。乗り方や移動中のバランス訓練も重要ですけど、支払いに困難を生じている患者さんが相手だったら必要ですよ。

目から鱗でした！

いかがだったでしょうか。視野が広がり少しでも役に立てたのなら幸いです。