【分析の前に、反射の存在を体験してますか?】療法士に必要なセルフエクササイズの考え方~その49~

こんにちは!

モーションアナライシスコース講師の吉田頌平です。

さて、本日は
「反射」
をテーマにお送りいたします。

筋がしっかり活動する上で、
収縮することももちろん大切なんですが
緩むことも大切なことなんです。

膝を曲げて、大腿四頭筋のストレッチを行うときに
大腿四頭筋が硬くこわばったままでは
大腿四頭筋を伸長(=ストレッチ)するのは、難しいですよね。

運動をスムーズに行う上で、
大切になるのは「拮抗筋」の存在です。

先ほど例に挙げた大腿四頭筋の拮抗筋は、
主に大腿二頭筋・半膜様筋・半腱様筋です。

膝を屈曲する時に、大腿二頭筋・半膜様筋・半腱様筋が収縮するとともに
大腿四頭筋が緩んで、伸長されていきます。
反対に、大腿四頭筋が収縮すれば
大腿二頭筋・半膜様筋・半腱様筋が緩んで伸長されます。

このように、相反する動作を担う筋が
それぞれバランスを取るように反射的に動くことで
より大きく安定した関節運動を行えるようになります。

ですが、しばらく筋が伸び縮みする機会がなく
筋が十分に伸長できなかったり、筋の長さが短くなった場合、

このバランスが崩れ、
他の部分で帳尻を合わせるようになります。
コレが、代償動作です。

臨床場面において、
関節の動きに合わせて、筋が自在に動きを調整できるように
なることが、まず必要となります。

ROMexで達成したいのは、この部分ですね。

ADLにこの機能を活かすためには、
重力がかかった状態で動くことに慣れることが必要となります。

ここで求められるのが、
動作分析と運動療法です。

例えば、段差を登る時に
踏ん張って身体を一段上にあげる時には、

一段上にあげた膝の伸展動作の前に
まず膝を安定するために
大腿四頭筋と大腿二頭筋・半膜様筋・半腱様筋が
それぞれ適度に収縮して、
体重を支えられるように準備ができていることが
必要です。

この動きを無意識のうちに、
反射的に生活中で行っているものなので
いざ意識してみると難しいところですよね。

なので、自分の身体で反射的に行っていたことを
意識して観察し、動作分析を行う感覚を
養うことが重要となります。

ちなみに…
ROMが改善し、ADLなどの日常生活動作につなげるための
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このコース最大の特徴は、
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・歩くときに、安定して一歩を踏み出すために必要な骨盤帯での体重移動
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・立ち上がる時に必要な、股関節と骨盤帯の連動の仕組み
などを、あなた自身の身体を動かしながら学び、

必要な動作分析の視点と、段階的な自主トレ(セルフエクササイズ )の構築方法、
評価内容を患者さんへお伝えする方法をお伝えいたします!

わからない部分は、いつでも質問できるところも
このコースの特徴です( ^ω^ )

「運動から実践するセルフケアと運動療法・動作分析 Motion Analysisコース」


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