吉田、肩鎖関節を捻挫して
ADLに胸骨は大事だって実感しました。
こんにちは!
モーションアナライシスコース講師の吉田頌平です。
合気道の稽古中、
気が一瞬ゆるんだスキに
肩鎖関節を捻挫しました。
ケガをしてからというもの、
左半身を下にして寝た後に
「肩が…動かない!?」
っていう驚き。
ホントに動かせなくなるんですよ。
『肩が動かない…っ!』
と思ってる方がいらっしゃったら、
鎖骨の動きは見た方がいいですよ!
そして、鎖骨と合わせて見た方がいいなって思ったのは
胸骨の向きです。
肩鎖関節は、
「肩甲骨の遠位部」と
「鎖骨の肩峰」からなる関節ですよね。
唯一、肩と体幹が直接つながる
いわゆる「橋」の役割をする鎖骨の
ふもとに当たる部分です。
で、肩鎖関節から見て
対岸にある、もう一つのふもとは
どこかというと…「胸骨」ですよね。
この胸骨の向きによって
肩の位置も変わってくるんです。
下の写真は、真正面を向いた状態でそれぞれ撮影しました。
安静時の方が、左肩峰が前に出てるのがわかりますでしょうか?
左の鎖骨を中心に考えると、
胸骨が左を向くことで…
胸骨から鎖骨が左肩甲骨へ押し込められる
状態になります。
側臥位でもご説明します。
(肩峰が見えやすいように、
キャップをかぶっています。ご了承ください。)
左の肩甲骨が床から離れ、
どんどん左肩峰の細い部分へと
体重が移動していきます。
この時、胸骨が左(側臥位だと下)を向いていると
肩鎖関節へさらに荷重することになります。
この時、カラダが通常の状態で加重していると
誤認識していると…
荷重量を分散するための準備を行えず、
本来であれば、肩甲上腕関節へ逃げるはずの圧力まで
肩鎖関節へ余計に荷重が加わることになり、
肩鎖関節に痛みが生じるようになります。
側臥位になった時の痛みは、
このせいじゃないかなと考察しています。
また、
『胸骨が向いている方に荷重が加わりやすくなる』
ということは
『胸骨が向いてない方の上肢には
うまく荷重することが難しくなる』
とも言い換えられます。
例えば片手で腕立て伏せをしようとすると、
左側の女性のように
支えている腕へ胸骨が向いていきますよね?
上肢支持が求められる生活場面…例えば、
寝返りの場面や、
床面やベッドから起き上がる時、
トイレの便座や車椅子から立ち上がる時に
上肢に荷重する瞬間に
『胸骨がどこを向いているのか?』
を見ることは、ADLの遂行状況を評価する上で
重要なポイントとなります。
まとめますと、ADLを実践するにあたり
肩鎖関節と胸骨の向きがどうつながるのかを
評価するのは重要なんじゃないか?
と個人的に思っております。
この胸骨の向きから肩の動きを考えると、
側臥位へスムーズに移動する方法はもちろん、
上肢に安定して荷重する状態を考えやすくなるんですが…
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