こんにちは!Assessmentコース講師の加藤です。
身障領域で働いている療法士にとって、毎日実施していることが多い促通訓練。この促通にMMTを利用すると非常にいいことが多いと思っています。
本日はこのMMTを促通に利用する魅力をご紹介して行きましょう!
促通って?
リハビリにおいて促通訓練とはどんなことでしょう?
促通手技として有名なPNFの定義は以下のようになっています。
固有受容性神経筋促通法。動作に抵抗を与えることで深部の筋肉を刺激し鍛える方法。リハビリテーションやウオーミング-アップに応用される。またウエート-トレーニングと併せることで運動能力を向上させる。
(引用:日本PNF学会より https://www.pnfsj.com/pnfとは/)
簡単にいうと、『動きにくい筋肉または、動かしたい筋肉をしっかり収縮させること』と解釈できます。
MMTにできること
MMTは言わずと知れた、筋力検査項目の1つですね。このMMTは狙った筋肉を1つ1つ分けて筋力測定できることが特徴です。
肘の屈曲の筋力にしても、回外位での屈曲では上腕二頭筋、中間位では腕橈骨筋、回内位では上腕筋といった個別の筋肉を測定できます。
誰でも気軽に利用できること
1度整理しましょう。
促通とは『狙った筋肉を収縮させること』です。
MMTとは『狙った筋肉の筋力を測定すること』です。
つまり、促通したい筋肉があればMMT運動をすれば促通になるのです。
それだけで、十分です。さらにいいことに、このMMTは簡単な指示で可実施することが可能になります。認知面が低下している方にも対応ができるのです!
促通の利用条件
最後に促通したい筋肉をどうしたら探すのか?について考えて行きましょう!そのためにはやはり評価が必要となってきます。各関節の正しい運動学を理解し、その運動に必要な筋肉を促通していく。これがとても大切な流れです。そのために、しっかりと各関節の評価ができることが必要です。
療法士活性化委員会のAssessmentコースでは体幹・骨盤・股関節・膝関節・足部・肩関節・呼吸・嚥下の評価法をお伝えしております。
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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳