こんにちは! 理学療法士の林です。
みなさんは、大腿骨頸部骨折でどんなリスク管理を確認していますか?リスク管理だけでも術式、廃用症候群、もしくは誤嚥性肺炎など、療法士だけでなく、人によって確認するポイントは様々です。たくさんあるチポイントの中で他の人がどんなことを意識しているか、気になりませんか?
今回は療活の整形疾患担当・林が日頃から確認しているポイントを紹介します。
リハビリテーションに欠かせない術式ポイントを集めたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
- 後方アプローチ
- 前方アプローチ
- 外側アプローチ
- さいごに
1、後方アプローチ
・侵襲部位
後方アプローチのリスク管理ポイントです。
侵襲部位は「大殿筋」「梨状筋」となり、後方皮膚や関節包も損傷します。
そのため、筋の伸張性や筋力を評価することが大切になります!
ちなみに後方の組織の伸張性を評価するには「Freiberg test」「Thomas test」がありますね!
前方アプローチ
・切開部位
前方アプローチのリスク管理ポイントです。
侵襲部位は「大腿筋膜張筋」「縫工筋」「大腿直筋」となり、前方の皮膚や関節包も損傷します。
そのため、筋の伸張性や筋力を評価することが大切になります!
ちなみに前方の組織の伸張性を評価するには「Hibbs test」「Thomas test」がありますね!
側方アプローチ
・切開部位
側方アプローチのリスク管理ポイントです。
侵襲部位は「大腿筋膜張筋」「中殿筋」となり、側方の皮膚や関節包も損傷します。
そのため、筋の伸張性や筋力を評価することが大切になります!
ちなみに前方の組織の伸張性を評価するには「Ober test」「Thomas test」がありますね!
さいごに
梨状筋、中・大殿筋などはどの術式も侵襲されますね。。
つまりそこの伸張性や筋力の改善は必須だと言うことです!
評価には「Thomas test」を用いるとシンプルにできると思います!!
それでは、また! 林でした。
大腿骨頸部骨折の術式を理解し、患者・利用者さんの人生をデザインしませんか。