とにかく時間がない!!臨床と書類業務の両立で気がついた「現状を整理すること」の大切さ[療法士に必要なセルフエクササイズの考え方~その88~]

とにかく時間がない!!臨床と書類業務の両立で気がついた「現状を整理すること」の大切さ

こんにちは! モーションアナライシスコース講師の吉田頌平です。

先日、「療法士って、患者さんが良くなるようにたった20分とかそこらで関わって、そのあと書類業務もやって両立するのが大変そうですね」と、ある会社員の方から言われました。

確かに、考えてみると

・患者さん、利用者さんとの臨床

・カルテなどの書類整理

・他職種との合同カンファレンスで申し送り

のように、なんだかいろんなことをやってる気がしてきました。

では具体的になにが大変なのか。実際に体感した感想として、私は「現状を整理すること」なんじゃないかなって思っています。ということで、今回は現場での時間のやりくりの大変さをピックアップしてみました。

 

あっちもこっちも頭がまわらない

回復期など病院・施設に勤めていると、本当にスケジュールが分刻みで動きますよね。

例えば…

朝礼〜朝の患者さん対応

朝礼が始まる前に、今日のリハビリの予定を組んで利用者さんのもとへリハビリ予定の時間を連絡し、

「朝礼で今日はカンファレンスが15時から始まる、それまでに利用者さんとの応対を終えておくように。」

こんな連絡がなされて、時間調整をお伝えしつつ8時30分から利用者さんとリハビリ開始。

なんとか予定通り動けたけど、カルテ作成は追いつかないから昼休憩に回す。

昼食をかきこんで、カンファレンスに備える

昼食もそこそこにカルテ作成。あと30分ある。

カンファレンスに備えて、利用者さんのカルテ記録をもとに報告する内容をまとめていく。

あと10分。

そろそろ歯磨きして、午後のリハビリに備える。

そして午後のリハビリ開始、15時からのカンファレンスまでノンストップで駆け抜ける。

カンファレンスは無事終了し、再び利用者さんとのリハビリへ。

すでに頭はパンパンな状態に。

午後のリハビリ終了、書類業務へ

リハビリは終わり、カルテ作成へ。

午後はカンファレンスがあったため、午後はじめに何をやったのか思い出せない…

なにをやったかわかんないから、ひとまず考察を書いておこう。

あ、いや、確かこんな評価をしたはず…いや、これは考察か?

評価と考察の区別がつかず、必死に思い出しながらカルテを書いて今日の業務は終了。

 

 

なにが大変って、何をやったか思い出すこと。私はここが一番大変でした。

評価も考察もいっしょくたになっちゃって、何が評価で、何が自分が考えたことなのか区別がつかないままカルテに書き込んじゃってたこともあります。

こうなると、次回から何をしたらいいかわかりにくくなるので、毎回ゼロから必死に考えながらリハビリプログラムを組み立てていくことになっていました。

まず現状を把握すること

ここで行なったのは、「何を評価したのか、簡単でいいからメモに残すこと」でした。

どんなやりとりがあったのか、そこを思い出せると
「そうそう、このあとこんなことを考えたんだった!」
と考えが整理しやすくなったんですね。

すっごく当たり前の対策だったんですが、効果は絶大でした。

カルテの記録が整理できてるから、申し送りの作成は早くなるし、次回のリハビリプログラムも要点を思い出しやすくなりました。

 

考えることは後でもじっくりできるので、その場で患者さんと何をしたのか、どんな情報があったのか、どんな評価をしたのか、そのときの事実をメモするだけでも業務がずいぶんラクになりますよ。

 

まとめ

患者さんの状態把握と、カルテを書くこと・計画書を作ること・申し送りを作ることが、いつの間にか別のことのように考えちゃいますよね。


患者さんとのやりとりの事実を整理することで、すばやく効果的に介入しやすくなるだけでなく、書類作成もいつの間にかスムーズになってきますよ。

時間がないな〜って感じるときは、まず事実を整理することから始めてみてはどうでしょう?

 

  • 関節運動の原理を整理したい…
  • 日常生活動作から動作分析を行えるようになりたい…
  • 必要なセルフエクササイズを構築できるようになりたい…

そんなお悩みを解決する講座です。

このコース最大の特徴は、 「あなたが、あなた自身を分析すること」にあります。

あなた自身の身体を動かしながら

  1. 歩くときに、安定して一歩を踏み出すために必要な骨盤帯での体重移動

  2. 座位・立位で肩を屈曲するために必要な、腹部~肋骨・胸骨~肩甲骨の動きのつながり方

  3. 立ち上がる時に必要な、股関節と骨盤帯の連動の仕組み

これらの内容を学び、 必要な動作分析の視点と、段階的な自主トレ(セルフエクササイズ )の構築方法、 評価内容を患者さんへお伝えする方法をお伝えいたします!

わからない部分は、いつでも質問できるところも このコースの特徴です( ^ω^ )

次の一歩へ進むために、まずは 自分の動きを噛み砕いて分析してみませんか?
療法士活性化委員会 認定講師 吉田 頌平

      【療活講習会一覧】

      ”信頼される療法士になるための土台を作る”>>>療活してる?

      このブログの感想をレターでいただけますか? 応援・批判どちらも受け付けています。>>>吉田頌平のレターポット

      この記事が「おもしろい!」「為になった!」と思ってくださった方は、ぜひ「シェア」や「いいね!」をお願いします!!

      今すぐ「いいね!」ボタンを押して「療法士のためのお役立ち情報」をチェック! ↓ ↓ ↓ ↓

      リハビリで悩む療法士のためのオンラインコミュニティ「リハコヤ」

      リハコヤ