こんにちは!
患者さん・利用者さんの問題点を一緒にさがす!を基本にしている加藤です。
新人時代にMMT3という結果を知った時に筋力訓練をしないとな!と考えていた、加藤です。
臨床でよく実施する評価法の1つとしてある、MMT(徒手筋力検査)ですね。
私も離床でよく利用しています。
そのMMTの結果ですが、2種類の解釈があるなーと個人的に考えています。
とういうわけで本日はMMTの解釈の方法についてお伝えてしていきましょう!
目次
MMT3とういう結果
筋出力とは?
筋力低下と判断するには?
まとめ
MMT3という結果をどう捉える?
MMT3とういう結果を教科書通りに解釈すると
重力に対して全可動域が動かせる
となりますが、生活ではまだまだ足りないレベルです・・・
でも、ここで筋力低下!と決めつけないでもらいたいのです。
MMT3という結果ですが、この場合の解釈として
・筋力低下
・筋出力の低下
の2種類が考えられます。
では筋出力の低下とはどんな状態でしょう?
筋出力とは?
筋出力の低下とは簡単に説明するとなんらかの要因により、筋肉の収縮が阻害されている状態のことを言います。
私の経験上は血流の低下により筋肉が収縮しにくくなっている状態が多いですね。
この血流が低下している状態では、筋肉が収縮しにくくなります。そのため、MMTを測定すると3という結果が起こることがあります。
筋力低下と判断するには?
MMT3という結果を筋力なのか?出力なのか?をどう判断すればいいのでしょう?
私の経験上は血流不全による出力低下が多いです。
そのため、1度血流を改善し、もう一度MMTを測定することで、どちらなのか?が判断できます。
つまり、下の図のようになります
まとめ
上記のことを実践すると筋力低下なのか?筋出力の低下なのか?がしっかりと判断できるようになります。結果として、介入メニューが変わるはずです
つまり、MMTの結果が思わしくない時でも、すぐに筋力低下と決めつけないでまずはしっかりと評価していくことが大切になります。
ぜひ臨床でこの手順を利用してみてください。
療法士活性化委員会では、この評価・解釈を学べる場を用意しております。
Assessmentコースでは骨盤、脊柱、股関節、膝関節、足部、肩関節、呼吸・嚥下の評価・解釈・介入方法をお伝えしております。
この流れで受講していただくことで全身を短時間で評価することが可能となります。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳
参考文献
- 大高 洋平 :高齢者の転倒予防の現状と課題
- 内閣府:平成17年度高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査結果(全体版)
- 橋本健史:足アーチ構造の機能