こんにちは! モーションアナライシスコース講師の吉田頌平です。
今回は、浴槽をまたぐ動作の評価ポイントのうち
評価ポイント① 身体の向きを変える場面
評価ポイント② 片足を上げる場面
上記の2つに焦点をあてて整理していきます。
浴槽をまたぐには何が必要?
①身体の向きをかえる場面
①の場面で、まず片足で立てる必要があります。
そのため、身体機能面の評価として
片足立位が安定してできるかがポイントとなります。
(このあたりは、前回のコラムでもお伝えしております
→浴槽をまたぐ動きをどう評価していいか迷いがちな人に届け!入浴のまたぎ動作を見るポイント)
片足立位を支持するためには、
股関節外転筋である中臀筋が機能することがポイントです。
②片足をあげる場面
②の場面になると…
片足で立位をたもちつつ
もう片方の足を、浴槽よりも高く持ち上げる動きが出てきますね。
多くの方では、股関節 屈曲・外転+膝 屈曲の組み合わせが
多いと思います。
そのため、片足立位を保ちつつ
もう片方の股関節を屈曲・外転できることが
まず重要となります。
つまり、どっちの股関節でも
股関節 外転筋である中臀筋が機能するかどうかを
評価しておくことがポイントとなります。
どう評価をしたらいい?
では、どうやって股関節の評価を行えばいいのでしょうか?
このあたりは、他の方の記事が参考になると思いますので、
コチラをご参照ください^^
【 股関節 外転について 】
中殿筋の筋力低下の要因を股関節の動きから考えてみた
(執筆者:療法士活性化委員会 委員長・Basicコース 講師 大塚さん)
【 股関節 屈曲について 】
皆さんは気にしてますか?股関節に関係する、腰椎の動き!
(執筆者:療法士活性化委員会 認定インストラクター 林さん)
浴槽をまたぐ動きを一つずつ考える
今回は、浴槽をまたぐ動きの前半部分に注目して
入浴動作の評価ポイントを整理しました。
- ① 身体の向きをかえる
→片足立位を保てるか?
→股関節外転筋である中臀筋は機能しているか? - ② 片足をあげる
→上体のバランスを保って、股関節 屈曲・外転できるか?
→股関節外転筋の中臀筋、股関節屈曲筋の腸腰筋は機能しているか?
実は、注目していただきたいポイントがもうひとつあります!
それは…
『 足を上げた状態でも、転倒しないよう身体を支えられるのか 』
です。
もし、②の写真のように
大きく身体をかたむけながら足を持ち上げていると・・・
左後方へ転倒するリスクが非常に高くなると思いませんか?
安全に、ひとりで入浴できるようになるためには
実は股関節のほかにも見るべきポイントがあるんです。
このあたりについては、次回のコラムでお伝えしますね!
- 日常生活動作から動作分析を行えるようになりたい…
- 寝返りをもっと見れるようになりたい…
- ADLにつながる介入プランを作れるようになりたい…
そんなお悩みを解決する講座です。
【 特 徴 】
Basic・Assessmentコースで学んだ内容をもとに
寝返りの動作分析を、参加者同士で実践しながら学べます。
【 内 容 】
安定した体重移動の要となる、体幹の機能と特徴
座位・立位で肩を屈曲するために必要な、腹部~肋骨・胸骨~肩甲骨の動きのつながり方
安定して動けるために欠かせない、股関節と骨盤帯のつながり
- 各部位で重要となる部位へのアプローチ方法
・体幹→脊柱、腹筋へのアプローチ
・肩→肋骨周囲へのアプローチ
・股関節→股関節前面へのアプローチ
わからない部分は、いつでも質問できるところも このコースの特徴です( ^ω^ )
Basic・Assessmentの内容を、実戦形式で復習することにもなりますので
実技の面でもレベルアップします。
次の一歩へ進むために、まずは自分の動きを噛み砕いて分析してみませんか?
療法士活性化委員会 認定講師 吉田 頌平
【療活講習会一覧】
”信頼される療法士になるための土台を作る”>>>療活してる?
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