リハビリの評価を勉強してみる〜まとめ〜

こんにちは、急に朝晩尾冷え込みが厳しくなってきたな〜と実感している療法士活性化委員会委員長の大塚です。お風呂上がりとか湯冷めしないようにしてくださいね。

理学療法士大塚久

もう理学療法士として経験も長くなってきたのですがなりたての頃から「評価ができていないね」「ちゃんと評価したの?」「その評価本当にあってる?」と言われ続けたので改めて評価について勉強してみたいと思います。

評価には大きく分けて

  • 情報収集
  • 検査・測定
  • 仮説・検証

の3つがあります。前回の記事では情報収集について書きました。今回は検査・測定について書いていきます。。

リハビリの評価を勉強してみる〜情報収集編〜 
リハビリの評価を勉強してみる〜検査・測定編〜 
リハビリの評価を勉強してみる〜仮説・検証編〜 
リハビリの評価を勉強してみる〜まとめ〜 <<<今回はここです!

リハビリにおける評価とは?

一般の臨床医学で疾病の根本的な回復を目的に、疾病原因を究明する作業を診断と呼ぶ。これに対してリハビリテーションでは、心・身機能、日常生活の活動性、社会生活への参加を把握する作業を評価と呼ぶ。評価はこれらの障害の要因を分析し、解決手段を検討し、有効性を確認する作業をいう。

Wikipediaより引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/リハビリテーション

とあります。要は現状把握からアプローチの有効性の確認まで行う必要があります。

前回まではそれぞれの部分の細かい見方を説明してきました。今回はそれらを合わせてどの流れで評価をしていくかをお伝えします。

リハビリの流れの確認

  1. リハビリのオーダーがでる
  2. 情報収集:主訴・HOPEを確認する
  3. 初期評価:動作分析→日常での動作→原因を知る、基本動作→問題点を知る
  4. 抽出された問題点に対して局所の評価を行う(検査・測定)
  5. アプローチ(仮説・検証)
  6. 再評価
  7. 考察する
  8. プランの見直し

こうやってまとめてしまうと単純に見えてしまいますが、単純だからこそ繰り返しでき単純なフォーマットが決まっているから考察ができるようになります。この流れを毎回違うとどの部分で変わったのかがわかりにくくなり考察がやりにくくなります。

なるべく評価・介入はシンプルにできるように意識してみてください。

動作から必要な機能を抽出できない

例えばトイレ動作や入浴動作などADL動作での機能がよくわからないという声が聞かれます。ADL動作は基本動作の組み合わせがほとんどです。なのでADL動作の行程分析分析をしてみましょう。行程分析とは例えばトイレ動作なら「リビングからトイレに行って戻ってくる」までの工程を分析してそれぞれにどんな機能が必要かを抽出していきます。

詳しくはこちらのDVDで解説しています>>>評価の抽出法

まとめ

リハビリの評価・介入は

  1. なるべくシンプルに行う
  2. 考察を必ず行う
  3. 評価が抽出できない場合は行程分析をしてみる

を意識して行ってみましょう。

療活では患者さん、利用者さんの目的を達成のサポートができる療法士が増えることで療法士自身も、患者さん利用者さんも笑顔になることを目的に活動しています。

一緒に療活しませんか?

他の記事をもっと詳しく知りたい方へ
記事の目次ページへ      →

この記事が「おもしろい!」「為になった!」と思ってくださった方は、ぜひ「シェア」や「いいね!」をお願いします!!
今すぐ「いいね!」ボタンを押して「療法士のためのお役立ち情報」をチェック!
↓ ↓ ↓ ↓

リハビリで悩む療法士のためのオンラインコミュニティ「リハコヤ」

リハコヤ