作業療法士が作業を臨床で行うには? from リハコヤ

作業療法士が作業を臨床で行うには? from リハコヤ

毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。

臨床で作業はやりにくい

正直

  • 何をすればいいのか?
  • どんな効果があるのか?

といったところがよくわからず結局やらなくなっていました。

でも実は作業ってすごい効果があるのでやってもらいたいと思います。

 

作業療法の根拠って?

作業療法の根拠は「生活で使える」です。

では、生活で使えるとはどういうことかというと目的動作なんです。

例えば

  • ペンを取るために手を伸ばす
  • トイレに行くために歩く

のように目的のために無意識に機能が使えている

この無意識で使えるから生活で使えるようになります。

この目的動作が作業療法の根拠になります。

作業療法に目的をもつ

目的動作を行う上で大事なのが「目的」を持つことです。どこの部位を無意識で使ってもらいたいのかの目的を持ってみてください。

例えば

ペンを取るために手を伸ばしてもらっているのはなんのためか?

「骨盤の前傾を無意識で引き出すため」

「肩甲骨の前方突出を無意識で引き出すため」

「肘関節を動作の中で伸展できるように」

のように目的を持って行ってください。

目的を持つにはどうすればいいか?

目的を持つために必要なのが「評価」です。
動作をみて、評価をして、動きを引き出したい部位を抽出します。
この評価をすることで目的を持つことができます。

そしてこの目的を持って動作が無意識にできるようになるとICFで言う活動・参加に結びつきやすい動作になります。
なので作業療法士は目的を持って作業療法を行うことで臨床上、非常に使いやすくなっていきます。

まとめ

作業療法士が作業を臨床で行うには?

  1. 生活で使える動作にするために目的を意識する!
  2. 目的を持つために評価を行う!
  3. 身体機能に目を向けることで活動・参加に使える目的動作を行う!

作業療法はADLに直結した療法です。目的動作を意識してどんどん作業療法を行ってください。

オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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