こんにちは、療法士活性化委員会の大塚です。
第57回理学療法士国家試験合格者数10,096人
第57回作業療法士国家試験合格者数4,608人
第24回言語聴覚士国家試験合格者数1,945人
の方が免許を取得しました。その中で四月から新たに理学療法士、作業療法士、言語聴覚士として仕事を始めた方へ、今回は臨床1年目の皆さんにお伝えしたいことがあります。
仕事に必要な5つのこと
これから1療法士として働くことになります。そのときに頭の片隅に置いておいてほしい5つのことがあります。それは
- お金について勉強する
- リスク管理を勉強する
- 報連相を必ずする
- リハビリの目的を忘れない
- 自分のために生きる
の5つです。
1.お金について勉強する
仕事をして所得を得ると税金を払う義務があります。まず自分がいくら稼げるのか、そこからどのくらい給与がもらえるのか、税金はどのくらい払うのか明確にしておきましょう。例えばみなさんがケーキ屋さんに行ったとき、ケーキの値段を店員さんが把握していなかったどう思いますか?これは療法士も同じことです。特に施設基準は基本中の基本です。自分がどの施設基準で、リハビリを一単位行ったらいくらになるのか答えられるようにしましょう。
- 施設基準
- 診療報酬(疾患別、計画書、加算など)
- 1日の平均単位数、年間の単位数→自身の獲得している対価
- 年金、雇用保険、住民税、所得税など
2.リスク管理について勉強する
リハビリは安全性が確保されて初めて機能します。まず身体機能の評価の前に生命維持としてのリスク管理ができるようになりましょう。
- 生命維持としてのリスク管理
バイタルサインの意味を知る
- 疾患別のリスク管理
病態を調べる
3.報連相を必ずする
仕事は一人でできるものではありません。時にリハビリ科、所属施設など組織に所属すると責任の所在が曖昧だと関係性が構築できません。プリセプター、主任、科長、病院長など適宜、自身の責任者に報告し、相談し、連絡をするようにしましょう。
相談する際のポイント
- 目的を明確にする
- ポイントを3つに絞る
- 方針を伝える
4.リハビリの目的を忘れない
リハビリの目的は「社会復帰」です。僕も臨床を初めてまもない頃は「機能を改善すればADLも良くなる」と思って機能改善や徒手的なアプローチを学んでいました。でもいくら機能が 改善しても、ADLが良くなっても社会復帰できなければリハビリの目的は達成されません。社会復帰という目的を忘れないようにしましょう。
- ICFを書いてみる
- 対象者の社会がどこかを明確にする
- そのかたの役割を見つける
5.自分のために生きる
医療職にありがちなんですが、どうしても誰かに尽くすことをよしとして自分を犠牲にしてしまいます。自分の人生は自分のものです。リハビリの仕事を通して自分自身がどうなりたいかを考えましょう。そして自分の人生に自分で責任を持ちましょう。
- 自分がどうしたいのかを考える
- 結果の是非も大事だけど、それによって自分がどう感じたかも大事
- 自分がやりたいことをやる
仲間です。
みなさんはこれから同じリハビリ職として仕事をする仲間です。仲間に経験年数や、知識の量での上下はありません。一緒に研鑽して共に成長していきましょう。
詳しくはリハコヤでLIVE配信します!!
>>>臨床で悩む療法士のためのオンラインコミュティ“リハコヤ”
療活では患者さん、利用者さんの目的を達成のサポートができる療法士が増えることで療法士自身も、患者さん利用者さんも笑顔になることを目的に活動しています。
あなたも当たり前のことができるようになり「ありがとう」と言われる療法士になりませんか?
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