事例紹介 from リハコヤ

事例紹介 from リハコヤ

毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。

今回は介入例を紹介します。

 

主訴

左足が痛い

 

問診

デパートで「左足だけ長いと言われた」

痛い部位はどこか?

「左足のこの辺かな?」→慢性痛では?

 

身体評価

下肢長:左右差なし

座位:問題なし

骨盤の左右傾斜なし

右のLHA陽性 →外反が著名

歩行時に右膝にスラスト(+)

右膝のみに内反傾向

右距骨下関節、ショパール関節の可動性低下

右長短腓骨筋の筋力低下

 

→左足の症状は右膝の問題から起きてるのではないか?

 

介入

右距骨下関節、ショパール関節のモビライゼーション

右長短腓骨筋の筋力強化

 

再評価

下肢長:左右差なし

座位:問題なし

骨盤の左右傾斜なし

右のLHA改善

歩行時に右膝にスラスト(−)

右膝のみに内反傾向→改善

右距骨下関節、ショパール関節の可動性改善

右長短腓骨筋の筋力改善

 

本人の主観

  • 痛くない
  • 立ちやすい

 

このような形で評価と介入を組み立ててきます。

 

ポイントは

問診をきちんと行うことです。今回は問診で左足の痛みが局所的ではなくこの辺かな? とざっくりしていたことでそこだけの問題ではないのではないか? という可能性が考えられるようになります。

主訴だけにとらわれず患部と全身とどちらも可能性があるのではないか? という視点で見ていきましょう。

 

 

まとめ

事例紹介について

  1. 問診をして目処を立てる
  2. 考えられる要素を全て評価する
  3. 問題点に対して介入して再評価し、相手に説明する

オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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