毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
本日は骨粗鬆症についてお伝えしていきます。
異化と同化について
骨粗鬆症について考えるときは、まず骨粗鬆症の原因が異化なのか同化なのか考えましょう。
同化ができていない場合、ビタミンDが有効的です。しかし、異化ができていない場合、つまり分解される方が早すぎる場合は、ビタミンDよりも分解を予防するような薬剤の方が有効的です。
療法士にできることは?
では、骨粗鬆症に対し私たち療法士ができることはなんでしょうか?
骨粗鬆症の予防には、しっかり体重をかけたり骨刺激を加えたりすることが重要です。
ウォーキングや歩くことについて有名な中之条研究というものがあります。これは、群馬県中之条町の5000人のデータを20年間記録したものです。この研究の中で、1日10000歩歩いても骨粗鬆症になった人とならなかった人がいました。1日10000歩歩いても骨粗鬆症になってしまった人は旅館の女将さんでした。旅館の女将さんは着物を着て小股で歩くので、骨への刺激が少なく、骨粗鬆症になってしまったのです。
少し大股で歩いてもらうことでイニシャルコンタクト時に踵から刺激が入ります。なので、療法士が骨粗鬆症の方などに運動を処方する際には、少し大股でやや早歩きで歩いてもらうことがポイントです。
まとめ
骨粗鬆症について
1. 骨粗鬆症の原因が異化なのか同化なのかを考える。
2. 骨粗鬆症の予防には、しっかり体重をかけたり骨刺激を加えたりすることが重要である。
3.骨粗鬆症に対して運動を処方する際には、少し大股でやや早歩きで歩くよう指導する。
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