こんにちは!
患者さん・利用者さんの問題点を一緒にさがす!を基本にしている加藤です。
普段、パソコンでの作業が多く、気づくと円背姿勢になってきています加藤です。
臨床ではよく見る円背姿勢・・・療法士がリハビリの優先順位として高く、介入することが多いのではないでしょうか?
では、円背姿勢に対して実際にはどう評価して介入していけばいいのか、今回は、その実践方法をお伝えしていきましょう!
目次
円背の種類
筋力低下の状態とは?
関節性の状態とは?
どう判断?
まとめ
円背の種類
円背を見る時にはまず、その要因を考えて行くことが大切です。
例えば、若者の猫背も、パーキンソン病を罹患した人の猫背も両方とも円背です。ではその2つにはどのような違いあるのか?
ヒントは筋と椎間関節です。この観点から円背を見ていきましょう。
筋力低下の状態とは?
筋力低下による円背。
この代表例が若者の猫背です。抗重力筋の筋力低下したことにより、姿勢が保てなくなり、円背姿勢となっています。
この場合、少しの時間は良姿勢を保つことができますが、時間経過とともに円背姿勢となっていきます。
筋力低下が要因の場合は、筋力訓練を実施していくことがいいでしょう。
関節性の状態とは?
椎間関節の可動性低下の円背。
この代表例が背臥位になっても、後頭部がベッドにつけない高齢者です。
つまり、筋力だけでなく、脊柱伸展するために必要な椎間関節の可動性が低下しており、円背姿勢のまま関節が固まっている状態です。
この場合、少しの時間でさえも自動で姿勢を良姿勢に保つことも困難となります。
関節可動域の低下の場合は、椎間関節のモビライゼーションなどを実施していくことがいいでしょう。
どう判断?
円背の要因によって介入方法を変える必要があります。
では、その2種類をどう判断すればいいのでしょうか?
私は背臥位をとってもらいました。純粋な筋力低下の場合は立位や座位姿勢で円背でも、椎間関節の可動性は保たれているので背臥位になると後頭部をベッドにつけることが可能です。椎間関節性の円背は背臥位になると頭をつけることができません。
つまり、
立位・座位で円背 → 背臥位で頭がつく → 筋力低下性の円背
立位・座位で円背 → 背臥位で頭がつくない → 椎間関節性の円背
となります。背臥位をとってもらうだけでも評価となります。
まとめ
臨床でよくリハビリ対象となる円背。その要因をしっかりと評価し、介入につなげていくことが大切となります。
ぜひ、今回ご紹介した評価を実施してもらいたいと思います。
さらに、筋力低下だった場合と、椎間関節だった場合は細かい評価が必要となってきます。
療法士活性化委員会では、この評価・解釈を学べる場を用意しております。
Assessmentコースでは骨盤、脊柱、股関節、膝関節、足部、肩関節、呼吸・嚥下の評価・解釈・介入方法をお伝えしております。
この流れで受講していただくことで全身を短時間で評価することが可能となります。
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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳
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