脊柱圧迫骨折におすすめする「運動療法」のポイント3選

脊柱圧迫骨折におすすめする運動療法ポイント3選
こんにちは!

初詣に行く時期を悩んでいる、理学療法士の林です。

今回は、療活が実施している圧迫骨折「運動療法」のポイントに関してお話できればと思います。

 

運動療法とは?

圧迫骨折では椎体の骨折により脊柱が後弯してしまいます。その結果、慢性的な腰背部痛や歩行を中心と移動能力の低下、内臓機能の低下など、リハビリをする上で注意する項目が様々ある疾患です。ADL、QOLを評価する時も確認したいですよね。

▼詳細はこちら
触診から紐解く脊柱圧迫骨折に対する評価と介入

運動療法のポイント3選

では、さっそくポイントを紹介していきます。

1. コルセット管理

圧迫骨折が生じると、骨癒合するまで椎体が潰れるのが進行してしまいます。

コルセットで固定した場合、体幹の屈曲・伸展・回旋が止められているか。つまり体幹との隙間がないかを確認することが必要になりますね。特に好発しやすい胸腰椎移行部では、胸椎・腰椎・骨盤を固定します。固定が甘いと椎体の骨癒合が遅れたり、偽関節になる可能性があります。

 

2. 急性期のアプローチ

急性期では骨癒合する時期までの事になります。目的は椎体の変形予防・腰背部痛の軽減・ADLの改善です。そのために真っすぐな姿勢を保持する必要があります。なので、コルセット以外の部分、骨盤・股関節の柔軟性・筋力の評価とアプローチが必要になります。

 

3. 慢性期のアプローチ

続いて慢性期、コルセットを外せる時期になりますね。
骨癒合後のアプローチで重要なのが「体幹」です。

これは急性期と目的は一緒ですが、再骨折を防止する目的も追加されます。そのためには、体幹が曲がった状態ではリスクがあります。なのでコルセットを装着していた脊柱・胸郭・肩甲骨の柔軟性・筋力の評価とアプローチが必要となってきます。

 

まとめ

圧迫骨折の運動療法を理解し、患者・利用者さんの人生をデザインしませんか。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

受付中講習会一覧

土日開催

2024.5.18(土)【OT限定】苦手意識がなくなる!! OTのための、やさしい歩行セミナー
2024.5.19(日)【触診が苦手な方限定】関節・筋の触診セミナー1day基礎【体幹編】
2024.5/19(日)【ADLで悩んだらこれ!】【ADL訓練が苦手な方限定】対象者に合わせた効果的なADL訓練のための考え方・実践法【下衣・トイレ動作編】
2024.6.15(土)ROMexを効率的に行うための触診セミナー【下肢編】
2024.6/16(日)【ADLで悩んだらこれ!】【ADL訓練が苦手な方限定】対象者に合わせた効果的なADL訓練のための考え方・実践法【上衣・自助具作成編】
2024.7.20(土)評価・触診からアプローチまで! 苦手な療法士のための動作分析実践講座
2024.7.21(日)【臨床力アップ!】苦手な療法士のための腰部脊柱疾患の評価とアプローチ法
2024.8.18(日)慢性疼痛に対する痛み・神経の科学的根拠をもとにした末梢神経への徒手介入法 ~DNMアプローチ~1DAY濃縮版
2024.8.18(日)トイレ動作の動作分析から情報共有までの流れを学ぶ

【迷ったらこれ!】第31期 2024. 7/6,7 8/3,4 9/7,8(土日)【触診が苦手な方限定】第31期 6日で学ぶ評価・アプローチのための触診セミナーBASICコース →残り20名

平日開催

【迷ったらこれ!】第31期 2024. 7/3,7 7/28,8/4 9/4,8(水日)【触診が苦手な方限定】第31期 6日で学ぶ評価・アプローチのための触診セミナーBASICコース

オンラインコンテンツ

2024.5.17(金)21時〜22時 OTのしゃべり場

動画コンテンツ販売中>>>療活BASE

リハビリで悩む療法士のためのオンラインコミュニティ「リハコヤ」

リハコヤ