こんにちは!
患者さん・利用者さんの問題点を一緒にさがす!を基本にしている加藤です。
前々回のコラムでは、私のオススメの解剖学・運動学の本をご紹介しました。
本日はそこでご紹介した「Visible Body.」を使って、臨床でどうのように活用できるのか?について解説していきましょう!テーマは筋肉の絵を描けるようになると臨床でどう役にたつのか?です。ぜひご覧ください
目次
1 臨床で役立つ絵って?
2 期待できること
3 書き方
4 最後に
臨床で役立つ絵って?
多くの療法士は、筋肉の名前を答えることはできるでしょう。しかし、その筋肉がどのように走行しているのか?また、どの深さにあるのか?その筋肉の隣にどの筋肉があり、上には?下には?といった立体的なイメージができないことがあります。
筋肉の絵を立体的に書いていくことが大切なのです
期待できること
立体的にかけることで、走行・深さ・周囲の筋肉のイメージがつくようになります。そうすることで、対象としている筋肉を触診するためにはどこまで圧をかけていけばいいのか?が明確になってきます。
例えば坐骨神経痛と言われている人がいたら絶対に触診したい梨状筋・・・
梨状筋を触れるためには、どの深さまで触れていけばいいでしょう?梨状筋の上には写真のように大臀筋が覆いかぶさっています。これを介して触診する必要があります。
次に大臀筋を「Visible Body.」を使って非表示にしていきましょう。
ここで、ようやく梨状筋が見えてきますね。では梨状筋はどのように走行しているのでしょう?ランドマークを確認することでしっかりと走行がイメージでき、触診しやすくなりますね!
「Visible Body.」便利!!
書き方
では、立体的なイメージを作るためにはどのような絵を書いていけばいいのでしょう?
私は、先に紹介した手順の逆で絵を書いていきました。
つまり骨を書いたら、1番深層にあった筋の走行を書きます。
次にその筋の上にかぶさっている筋をすでに書いてある筋の上に書き足していきます。
これにより、何の筋の上にどの筋あるのか、どのような走行なのか?がイメージできるようになりました。
最後に
梨状筋や大臀筋と検索すると、いろいろな画像が見られます。しかし、そのほとんどは1つの筋しか書かれていません・・・先にも言いました、触診するためには筋の走行・深さがイメージできないと触れられません。
皆さん、書き方でご紹介した方法で絵を書いていき、3Dのイメージを持って臨床に臨んでみませんか?
この方法を学べるがあります。
療法士活性化委員会では
basicコースでは触診・アプローチを。
Assessmentコースでは骨盤、脊柱、股関節、膝関節、足部、肩関節、呼吸・嚥下の評価・解釈・介入方法を。
Analysisコースでは動作分析をお伝えしております。
この流れで受講していただくことで全身を短時間で仮説、検証が可能となります。
1度学びにきませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳