アルツハイマー型認知症 記憶障害について 〜開催報告〜

こんにちは、療法士活性化委員会の大塚です。

理学療法士大塚久

今回は1月14日(木)にオンラインで開催された

アルツハイマー型認知症 〜記憶障害について〜

の開催報告です。

講師の紹介

講師は地域包括ケア病棟で働いる作業療法士の佐野明日香先生。元々精神科病棟で働いており、その時に認知症の対象者の方に集団療法を行ったり、地域の認知症カフェに携わっていました。そこから認知症に興味を持ち、認知症ケア学会にも所属し学び続けています。

 

まず認知症の方を見る上で大切なこと

認知症の症状は中核症状、周辺症状様々あります。そして同じ記憶障害でも人によって程度は様々です。なのでどう対応するかはまず評価をすることが大切になります。

 

認知症の評価

認知症には大きく分けて

  • 中核症状(記憶障害、見当識障害、失語、失認、失行)
  • 周辺症状(徘徊、不穏、興奮、不眠、物取られ妄想など)

に分かれます。

認知症の評価歯上記の中核症状、周辺症状に加えて

  • 生活障害
  • 残存能力
  • 生活歴

を総合的に評価していく必要があります。

今回は記憶障害について

様々ある症状の中で特にアルツハイマー型認知症で初期から見られる記憶障害についてお伝えしました。

記憶の保持時間による分類では

よく使われる

  • 短期記憶
  • 長期記憶

  • 即時記憶
  • 近似記憶
  • 遠隔記憶

をきちんと使い分けて考えることが大切です。

アルツハイマー型認知症の特徴

続いてアルツハイマー型認知症の特徴を1,2とお伝えし、その特徴を踏まえた記憶障害に対してのアプローチ法をお伝えしました。

 

最後は症例の紹介

最後は講師の佐野先生の担当したケースの中から動のように評価して、アプローチを行ったかを紹介していただきました。

 

最後に

認知症をお持ちの方を担当することは多々あると思います。その際に「人によって違う」とか「短期記憶はできない」と言った単純な評価だけでなく、記憶障害の基本を理解した上で、記憶のどの部分が困難なのか?どうしたらこの方は生活に困らないのか?を考えることが大事だと実感しました。

また認知症はリハスタッフだけでなく、対象者に関わる全ての方が共通認識のもとに関わることが大切です。評価した結果を各人が理解できる形で共有することも忘れずにしていきましょう。

アルツハイマー型認知症 記憶障害について 〜開催報告〜

  1. 評価が大事!
  2. 記憶障害の分類を把握する!
  3. 評価結果を共有する!

次回開催

2月18日(木)20時〜21時30分 認知症 〜中核症状について〜 
を開催いたします。
参加費 1,000円
申込みはこちらから>>>オンライン研修会

臨床で悩む療法士のためのオンラインコミュティ“リハコヤ”

>>>リハコヤ

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