毎週木曜日は国家試験の問題と解説をしてきます!!
*あくまで療法士活性化委員会としての解説なので確実な正答を保証するものではありません。必ず自分で調べましょう!
問
胃全摘出術後に起こりやすいのはどれか。
- 多血症
- てんかん
- 血小板減少
- 逆流性食道炎
- 高カルシウム血症
解答
4
解説
胃切除後症候群として
- ダンピング症状
- 小胃症状
- 下痢・便秘
- 逆流性食道炎(胃切除後逆流性食道炎)
- 貧血(鉄欠乏性・ビタミンB12欠乏性)
- 骨代謝異常
- 吸収障害・乳糖不耐性
- 骨格筋肉量の減少(サルコペニア)
なので解答は4となります。
これを臨床で活かすには?
胃がん摘出後に逆流性食道炎を起こすのは、胃の摘出により、胃と食道のつなぎ目にある逆流防止機構が失われるからです。機能自体が失われているため、難治性となります。注意する点としてはよく咀嚼をする、食後すぐに横にならないなどが必要になります。リハビリでできることはシーティングにより咀嚼・嚥下がしやすいポジションを作る、咀嚼・嚥下機能を向上するといった形の対策を行っていきましょう。
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