毎週木曜日は国家試験の問題と解説をしてきます!!
*あくまで療法士活性化委員会としての解説なので確実な正答を保証するものではありません。必ず自分で調べましょう!
問
Daniels らの徒手筋力テストについて正しいのはどれか。
- 筋を最大伸張させた肢位で行う。
- 協働筋を個々に分離して評価できる。
- 関節可動域に制限があれば評価できない。
- 抑止テストでは徐々に徒手抵抗を強くする。
- 筋収縮が全く認められない筋の判定は段階1である。
解答
なし
解説
筋を最大伸張させた肢位で行う。
→伸長位ではなく、可動域の最終位で保持して計測する
協働筋を個々に分離して評価できる。
→できない。運動で見ているため、運動に関与する筋全ての筋力を測定していることになる。
関節可動域に制限があれば評価できない。
→できる。可動域制限がある場合は制限の最終域を全可動域として計測する
抑止テストでは徐々に徒手抵抗を強くする。
→抑止テストは基本的に抵抗できる最大強度を評価するため、最大の抵抗で計測する。
筋収縮が全く認められない筋の判定は段階1である。
→筋収縮が全く認められないのは段階0
以上のことから有効な解答がないため、解答なしとなります。
これを臨床で活かすには?
MM Tは臨床上最も一般的な評価の一つに挙げられます。療法士ならば誰でも知っている評価なため、カルテや症例報告などでも有効な共有言語となります。また反射や感覚、関節可動域検査と組み合わせて行うことにより対象者の体の状態を把握できるため、他の評価と合わせて行うようにしましょう。
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