毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
先週はシーティングの基礎についてお伝えしました。今回はその実践方法をお伝えします。
車椅子の問題点1
たわみの解消
たわみの高さに合わせてタオルを積み重ねてたわみを解消しましょう。こうすることで撓みがなくなり、座りやりやすくなります。
まずはタオルを使って評価し、高さが確定したら段ボールを使ってたわみを解消しましょう。
車椅子の問題点2
ティルトのために重心移動が困難
足台を用意する
足台を用意することで足底が接地でき、測定への指示ができるので重心の前方移動ができるようになります。足台の高さは足台を入れたときに大腿部と座面の間に隙間はないけど手が簡単に入る高さに設定しましょう。
後輪に台を入れて座面を平行にする
後輪に台を入れることで座面を水平にし、重心の前方移動をやりやすくします。
股関節の屈曲制限がある場合
股関節の屈曲角度が90°以上でない場合は普通型車椅子は適応になりません。まずは可動域を確認しましょう。
股関節の屈曲角度が90°あるが、伸展パターンで滑ってしまう場合はバックサポートを張るなどして屈曲パターンに促していきましょう。
まとめ
シーティングの実践について from リハコヤ
- 座面のたわみを解消する
- ティルトを考慮して足台を入れる
- 伸展パターンから屈曲パターンになるようにバックサポートを調整する
オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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