毎週木曜日は国家試験の問題と解説をしてきます!!
*あくまで療法士活性化委員会としての解説なので確実な正答を保証するものではありません。必ず自分で調べましょう!
問
65 歳以上の要介護者または要支援の認定を受けた人で介護が必要となった原因 の割合(平成28年度国民生活基礎調査)が最も高いのはどれか。
- 糖尿病
- 認知症
- 関節疾患
- 骨折・転倒
- 高齢による衰弱
解答
2
解説
厚生労働省平成28年 国民生活基礎調査の概況 P29 表20 要介護度別にみた介護が必要となった主な原因(上位3位)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/16.pdf
より
- 第一位 認知症 18%
- 第二位 脳血管疾患 16.6%
- 第三位 高齢による衰弱 13.3%
なので解答は2の認知症になります。
これを臨床で活かすには?
データをもとに考えると要支援者の割合で多いのが、関節疾患と転倒。要は活動量が高いので関節などの問題が多くみられます。要支援者が関節疾患や転倒などで活動量が減少すると、要介護となり、認知症が進行すると考えられます。認知症がある方に介護が必要という考え方ではなく、介護が必要な方は活動量が低いので認知症になりやすいと解釈し、要支援、非対象の段階から活動量を維持し予防していくことが必要となります。
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