洗濯動作の徹底解剖:工程分析でADL指導 ~作業療法士・理学療法士のためのADL実践ガイド~

洗濯動作の徹底解剖:工程分析でADL指導をレベルアップ ~作業療法士・理学療法士のためのADL実践ガイド~

みなさんこんにちは。作業療法士の仲田です。

今回は、日常生活で欠かせない洗濯動作について、工程分析の視点からお伝えしていきたいと思います。

実際にZoomのナイトセミナー「OTしゃべり場」というADLなどを話し合う場で出てきた洗濯動作に関する会話を一部お伝えします。
>>>OTのしゃべり場

受講生

先生~、洗濯の動作について知りたいです。洗濯機を使うんですけど、荷物を移動したり干す時が大変ですかね?

仲田

大変そうな場所だけをイメージしてそうなので、一つひとつ整理すると良いですよ。

洗濯動作の工程分析

大きな工程の流れ

  1. 準備
  2. 洗濯物を投入
  3. 洗濯機の設定とスタート
  4. 洗濯物を取り出す
  5. 乾燥または干す
  6. 洗濯物を取り込む
  7. 洗濯物を整理
  8. 洗濯物を収納

詳細な工程分析

1. 準備工程の詳細

洗濯物を集める

  • 洗濯物をカゴにまとめる
  • カゴを持ちやすい位置に置く
  • ※カゴの代わりにバッグも使用可能

洗濯機の準備

  • 洗濯機の電源を入れる
  • 洗剤を測って投入口に入れる
  • 必要に応じて柔軟剤を準備する

2. 洗濯物投入の工程

  • カゴを適切な高さに配置
  • 洗濯物を洗濯機に入れる
仲田

このように、1つひとつ丁寧に分解して考えると、苦手な部分が明確化してアプローチがおこないやすくなりますよ。

受講生

ありがとうございます。

まとめ

  1. 大きく工程分析をしよう
  2. 一つひとつ細かく工程分析をしよう
  3. 苦手な工程にアプローチをしよう

いかがだったでしょうか。視野が広がり少しでも役に立てたのなら幸いです。

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