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本日は、ショパール関節を評価する目的についてお伝えしていきます。
足部と言うと距腿関節や距骨下関節にばかり目が行きがちではないでしょうか。
ショパール関節は、距骨下関節と一緒に評価することによって、足部の剛性と柔軟性の両方を評価することができます。ショパール関節を評価する目的を知り、臨床に活かせるようにしていきましょう。
ショパール関節とは?

ショパール関節は「横足根関節」とも呼ばれ、「距舟関節」と「踵立方関節」から構成されます。運動軸が横軸と斜軸の2種類あるので、3平面での運動を可能にしています。
ショパール関節の特徴とは?
冒頭にも少し述べましたが、ショパール関節は距骨下関節と一緒に機能し、足部の剛性と柔軟性のコントロールを担当しています。

ショパール関節と距骨下関節が内反する、つまりアーチが高くなった状態では、それぞれの関節面は交差し足部の剛性が高まります。(上画像右側)
反対に、ショパール関節と距骨下関節が外反する、つまりアーチが潰れると、関節面は平行になり、足部の剛性は低下し、柔軟性が向上します。(上画像左側)
このことから、ショパール関節は距骨下関節とセットで評価することで、足部の剛性と柔軟性のコントロールができているかを評価することができるということがわかります。
歩行周期の中でも回内と回外は繰り返されます。剛性と柔軟性のコントロールが出来ることで、歩行の安定性にもつながります。
ショパール関節の評価方法とは?
ショパール関節の評価方法は以下の通りです。

・一方の手で距骨と踵骨を把持し、もう一方の手で舟状骨と立方骨を把持します。
・次に、ショパール関節を回内させ、ショパール関節が動くかどうかを確認します。
このとき足関節を中間位にすることで、より強固に距骨が固定されるので、ショパール関節の評価がやりやすくなります。
本日はショパール関節を評価する目的についてお伝えしました。
ぜひ明日からの臨床に活かしてみてください。
まとめ
ショパール関節を評価する目的について
1. ショパール関節は「横足根関節」とも呼ばれ、「距舟関節」と「踵立方関節」から構成される。運動軸が横軸と斜軸の2種類あり、3平面での運動を可能にしている。
2. ショパール関節は距骨下関節と一緒に機能し、足部の剛性と柔軟性のコントロールを担当する。
3. 歩行周期の中でも回内と回外は繰り返されるため、ショパール関節と距骨下関節が一緒に機能し剛性と柔軟性のコントロールが出来ることで、歩行の安定性にもつながる。
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