毎週木曜日は国家試験の問題と解説をしてきます!!
*あくまで療法士活性化委員会としての解説なので確実な正答を保証するものではありません。必ず自分で調べましょう!
問
治療者が指示や助言を与え、非適応的な行動をコントロールすることを目的とし た治療法はどれか。
- 芸術療法
- 森田療法
- 精神分析療法
- 来談者中心療法
- バイオフィードバック療法
解答
5
解説
芸術療法:認証された治療者が作品と表現式を通してクライアントの象徴的か表向きの自己表現を読み取り、クライアントから解釈を引き出す心理療法の一種である
森田療法:森田正馬が創始した、神経症に対する精神療法。症状に対して、①症状は人間普遍的なものとしてあるがままに受容して、②当面の現実生活においてやるべきことを目的本位に行うことにより神経質性格を生かしていく、というのが森田療法の治療原理。
精神分析法:フロイトが考案した治療法で、無意識下に抑圧していた感情や記憶を意識化することで、抑圧から起こっていた精神疾患の症状の改善を目指すもの。
来談者中心療法:ロジャースが創始した治療法で、来談者の話を傾聴しすることで来談者自身が自らを洞察して気づきを持つための方法。
バイオフィードバック療法:キンメルとヒルがオペラント条件づけの手法を用いて強化を付随させた結果、皮膚抵抗反応の増大が認められたと報告したのが最初だと言われている。脳波、心電図、血圧などを数値化し、いい反応をフィードバックしながら訓練する手法。
これを臨床で活かすには?
リハビリの中でも対象者の行った行動に対して適切にフィードバックを行い、よりよい動作・作業につなげていく必要があります。フィードバックの方法は一つではなく、視覚的、聴覚的、生体反応、などさまざまなものを用いて対象者に理解しやすいフィードバックを行いましょう。
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