こんにちは、新人時代、とにかく結果が出せる主ことにこだわって徒手療法の勉強会に参加しまくってた療法士活性化委員会委員長理学療法士の大塚です!
今回の記事では「自分に今必要な学びは何か?」を選ぶ指針になる3つをご紹介します。
3つの指針は
- 動きやすい状態にする
- 意識的に動かす
- 無意識で使える
です。
前提としてアプローチの流れの確認
リハビリのアプローチには3つの段階があります。
- 動きやすい状態にする
- 意識的に動かす
- 無意識で使える
この3つの段階を経ることで機能的なアプローチからADLまで繋がるリハビリが行えるようになります。
この段階を飛ばして介入すると「ADL動作を繰り返しても身につかない」「リハ室ではできたのに病棟に反映されない」「機能的な変化が動作に反映されない」などがみられるようになります。
動きやすい状態にする
そもそもの関節や筋肉などが動きやすい状態にあるのかどうかの機能的な問題です。
この状態に対するアプローチは機能的なものになります。
この段階に当てはまる研修は
- 画像診断
- 徒手療法(関節モビライゼーション、筋膜リリース、AKA、ストレッチ、マニュピレーションなど)
になります。
療活では6日で学ぶ評価・アプローチのための触診BASICコースがこの段階の講義になります。
意識的に動かす
機能面での問題が改善したら次は獲得した機能を意識的に動作の中で動かせるか?の能力の問題になります。この段階では動作自体が目的になります。
この段階に当てはまる研修は
- 川平法、PNFなど
- 基本動作分析、PTによる歩行訓練
- 運動療法
- シーティング・ポジショニング
になります。
療活ではAssessmentコース、analysisコース、1DAYセミナーがこの段階の講義になります。
無意識で使える
意識的に動かせるようになった能力を日常生活に反映させる段階です。第2段階では動作自体が目的でしたが、この段階では別の目的があり動作自体は手段になります。
歩行訓練で例えると
- 意識的に動かす段階ではリハ室内で歩行練習をするなどです。
- 無意識で使える段階では外の景色をみながら歩く、会話をしながら歩くなど「景色を見る」「会話」が目的で、歩行はそのための手段になります。
この段階に当てはまる研修は
- アクティビティ
- 作業療法
- OTによる歩行練習
になります。
この段階はかなり一人一人の患者さんによって個別性が強い段階となるため、対象者のHOPEやneed、環境因子、個人因子を考慮して介入することが求められます。その点ではICFに基づいた考え方がオススメです。
療活ではBASICコースICFに基づいた介入をお伝えしています。
最後に
大塚自身はこの段階を意識せずに即時効果が出る徒手療法を集中して学んでいました。しかしその時は変化が出ても実際の動作やADLまでは結びついていませんでした。もちろん徒手的な介入は大事ですが、大事なことは対象者が望む社会復帰の形を提供できることがリハビリの目的です。3つの段階を今自分に必要な学びはなんなのかを考える指標にしていただけると嬉しいです。
ちなみに大塚はそもそも触診が苦手でしたので第1段階から順に学んでいきました。参考にしてみてください、では〜。
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