こんにちは!
患者さん・利用者さんの問題点を一緒にさがす!を基本にしている加藤です。
臨床でよくみかける、骨盤が後傾し、円背姿勢。これに対して、骨盤を前傾させる必要性があります。しかし、リハビリの目的は「骨盤前傾が動作に反映される」という感じで動作に反映できることが大切です。
では、介入として骨盤前傾を促す方法で、どの様にしたら動作に反映されるでしょう?本日はこの動作に反映させる方法についてお話ししていきます。
目次
リハビリの目的
そのための介入方法
動かしやすい身体
意識的に動かす
無意識に落とし込む
まとめ
リハビリの目的
リハビリの目的は対象としている患者さん・利用者さんが生活の中で満足度を感じてもらうことと考えています。そのためには、その人がやりたいこと・好きなことを実践できることが大切です。ICFでいうと活動・参加ですね。
この活動・参加はどの様にしたらアプローチできるでしょうか?
そのための介入方法
活動・参加に動作が反映できるためには、考えて身体を動かす状態では反映されにくいです。そのために、無意識で身体が動かせることが大切です。
例えば、ミシンを利用した裁縫が好きな人がいます。足でミシンの速さをコントロールするために、足の動きにばかり意識していると状態で作品が作り上げられるでしょうか?答えは無理ですね。無意識に足がコントロールできるからこそ、作品に注目できます。
では、この無意識に動かすためには、どうしたらいいのでしょうか?
療法士活性化委員会では
動かしやすい身体にする → 意識的に動かす → 無意識に落とし込む
というリハビリの流れを推奨しています。
動かしやすい身体
まずは、しっかりと徒手的に介入し、反映したい動作に必要な関節を動かしやすい状態に整えましょう。これにより代償動作が少なくでき、正しい動作を再学習することが可能となります。
意識的に動かす
次に、視覚で確認しながら、その動作を意識的に実施していきましょう。
フィードバックとフィードフォワードと視覚情報を脳で統合していき、運動命令を小脳にて調整し、運動を円滑にしていきます。
無意識に落とし込む
最後に、患部を意識をしないで動作ができることが大切です。そのために、目的がある動作を実施していきましょう。
具体的にはけん玉を落とさずに歩くなどのダブルタスクになることがいいでしょう。
これにより、生活の中で自然に動かすことができる身体となっていきます。
まとめ
どうだったでしょう?
動かしやすい身体にする → 意識的に動かす → 無意識に落とし込む
この流れに注目して臨床でそのひとの生活にそったリハビリをご提供できるかと思います。
ぜひ、実践してみてください。
療法士活性化委員会では、この評価・解釈を学べる場を用意しております。
Assessmentコースでは骨盤、脊柱、股関節、膝関節、足部、肩関節、呼吸・嚥下の評価・解釈・介入方法をお伝えしております。
この流れで受講していただくことで全身を短時間で評価することが可能となります。
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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳
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