みなさん、こんにちは!
整形外科クリニック勤務、理学療法士の林です。
今回は2019/9/12に開催した「臨床の相談会」について報告します。
内容は
「肩甲上腕関節のモビライゼーション」の
- 方法
- 評価方法
- アプローチ後に改善しない時
について受講されている方から質問がありました。
研修会でアプローチ方法が分かっても
- どうやればいいんだっけ?
- どんな時に使えばいいんだっけ?
- アプローチして改善しなかったらどうしようか?
なんて事を思うことがありますよね。
私もよく悩みました。。。
そんな自分の経験あるので気持ちはよく分かります。
より患者さん、利用者さんに喜んでもらえるように一緒に頑張った内容を報告しますね!
肩甲上腕関節のアプローチ方法
肩甲上腕関節は肩甲骨の関節窩・上腕骨の骨頭で構成される多軸性関節になります。
アプローチするためには肩甲骨・上腕骨の「触診」が必須です。
変化を出すためには触れている部位がイメージできないと、
牽引方向や関節の可動性も評価ができません。
ぜひお手持ちの教科書・アプリを参考に確認してみてください。
実際に触診できているか不安な方はこちらをオススメします!
>>>[触診が苦手な方限定]6日で学ぶ評価・アプローチのための触診セミナー<<<
肩甲上腕関節の評価方法
肩甲上腕関節のアプローチの目的は
肩周囲の関節包・靭帯などの伸張性や滑走性に変化を出すことになります。
ですので関節包・靭帯の評価を行う必要があります。
療活では肩甲上腕関節3rdポジションでの内・外旋にて前方・後方関節包の評価を実施しています。
この評価法は上腕骨頭の動きに伴う関節包の動きをイメージすることが分かりやすいです。
実際に評価かできているか不安な方はこちらもオススメします!
>>>「効率的なアプローチを行うための全身の評価とアプローチ法」<<<
肩甲上腕関節のアプローチ後に改善しない時は
今回の相談会では
「頚髄症」の肩屈曲ROMは改善したけど、
外転・外旋のROMの変化が乏しい時はどうすればいいのかという相談でした。
この日は「肩甲上腕関節」だけに絞って
1st,2ndポジションの評価とアプローチを行い変化があるか確認してみました。
まず1stポジションでは大胸筋、広背筋、棘下筋
2ndポジションでは大円筋、肩甲下筋、小円筋
の制限が考えられます。
筋の伸張性が乏しいポジションがアプローチのポイントとなります。
評価方法やアプローチはコースで受講するのがオススメですが、
1日で知りたいという方はこちらもあります。
>>>「肩関節疾患に対する評価とアプローチ」<<<
肩甲上腕関節について色々なまとめ
肩甲上腕関節のアプローチは
「上腕骨頸部骨折」「脳卒中片麻痺」の患者さん、利用者さんに有効な手段です。
ただアプローチする部位の触診や評価法を知らないとケガをさせてしまう恐れがあります。
ぜひ解剖学や運動学を参考にリハビリで少しでも良くしていけるように一緒に頑張っていきましょう!!!
療法士活性化委員会
認定インストラクター 林凌磨
記事の目次ページへ →
この記事が「おもしろい!」「為になった!」と思ってくださった方は、ぜひ「シェア」や「いいね!」をお願いします!!
今すぐ「いいね!」ボタンを押して「療法士のためのお役立ち情報」をチェック!
↓ ↓ ↓ ↓