みなさんこんにちは療法士活性化委員会委員長、理学療法士の大塚です。
こんなことで悩んでいませんか?
- 先輩に評価ができていないと言われる
- 自分では評価はできているつもり
- なぜ患者さんがよくなったかわからない
- 自然治癒なんじゃないかと思っている
- 介入の方法がワンパターン
- 結果が出せていない
- いつも同じことを繰り返している
- 正直リハビリの仕事は向いていないと思っている
実はこれ全部僕が悩んでいたことです。
そして結局評価ができていないってことに落ち着きました。
それで評価を学ぼうと思って先輩や勉強会に参加しましたが、結局この悩みは解決しませんでした。
何故解決しなかったか?
それは
「評価の何ができていないかわからなかったから」
でした。
先ほどの悩みでもあげたように大塚自身は「評価はできている」と思っていました。
しかし、大塚がやっていた評価は実は「測定」で本来の意味の評価ではありませんでした。
質的な評価と量的な評価
関節可動域測定(ROM)を例にとって考えてみましょう。
関節可動域測定(ROM)では角度とend feelの2つを評価する必要があります。
角度→量的評価
end feel→質的評価
と分けられます。
量的評価でわかることは?
量的評価でわかることは現状把握です。
現状でどの程度関節が動くのか?筋力があるのか?麻痺の分離はしているのか?
数字で表すことで現状を把握、記録しておきます。
質的評価でわかることは?
質的評価でわかることは原因の把握です。
例えば股関節伸展の可動域を測定し、伸展可動域が10°だったとしましょう。
end feelや代償動作の有無を観察します。同じ10°であっても
- 骨盤前傾の代償動作がなく軟部組織性のend feelであれば大腰筋が原因
- 骨盤前傾の代償があり、関節包・靭帯性のend feelであれば股関節自体が原因
と言った具合に問題の原因が分類されます。
さらに1の筋の問題であればストレッチや筋膜のリリース、2の関節の問題であれば関節モビライゼーションなどアプローチ方法も選択できます。
質的評価でポイントとなるのが触診です。
触診ができていることでend feelを正確に判断できます、さらに代償動作が出るのであれば代償動作が出る部位を抑えてどのような動きが出るのかを評価できます。
どちらもポイントは正確に触診ができることが前提となります。
まとめ
評価ができないと悩んでいる時まず2つの評価を見直してみましょう。
- 量的評価
- 質的評価
問題の原因やアプローチ方法がわからない時は質的評価ができていないことが考えられます。
質的な評価を学んでみましょう。質的な評価の制度をあげるポイントは触診です。
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療法士活性化委員会
理学療法士 大塚 久
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