『定型的なリハビリしかできません・・・』

みなさまこんにちは、

アドバンスコースの講師の加藤です。

 

前回のコラムの内容は覚えていますでしょうか?

『動画ができない=筋力低下なのか!?』

コラムの内容では、

動作ができない原因を探るために、まずは正しい動作を運動学から学びましょう!

とお話ししましたね!

さて、今回のテーマですが、

『定型的なリハビリ・・・』です。

私がある病院にお手伝いにいった際、実際にあった出来事です!

 

担当の療法士から患者さんを引き継ぐ際の話を再現します。

療法士:加藤さん、引き継ぎしますね

私:お願いします

療法士:Aさんですが、大腿骨頸部骨折ope後の方です。筋力低下していますので、上下肢のROMの後に、キッキング、股関節の外転・内転運動、ブリッヂをしてから歩行をしています。

私:・・・はい

療法士:Bさんですが、脳梗塞の保存の方です。廃用によって、筋力低下していますので、上下肢のROMの後に、キッキング、股関節の外転・内転運動、ブリッヂをしてから歩行をしています。

私:・・・はい

療法士:次にCさんですが、ほぼAさんと同じです。

私:・・・あの?それぞれの方の目標はなんでしょう?

療法士:????

筋力強化です!

私:あ、はい。わかりました・・・

 

という引き継ぎを私が受けました。

みなさんはこの会話から何を感じました?

 

私は単純に

「これって全員同じメニューじゃん・・・」

でした。

 

つまり定型的なリハビリしかしていないのです。

このメニューになった原因を考えると、

・その方の生活に沿った目標が設定できていないこと

・動作に必要な筋の動きなどの運動学が理解していなこと

・その方の動作ができない原因を評価していないこと

が考えられますね!

 

つまり、評価ができないから、定型的な筋トレしか選択肢がないのです!

みなさんはその方に生活に沿ったオーダーメイドのリハビリを組み立てられていますか?

 

対象としている方に寄り添ったメニューを組み立てるために

評価を学んでみませんか?

アドバンスコースでは

体幹・骨盤・股関節・膝間接・足関節・肩関節・嚥下の評価とアプローチをお伝えしております!

アドバンスコースでお待ちしておりますよ!!

 

療法士活性化委員会

認定講師

作業療法士 加藤 淳

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