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肩関節周囲炎に対する リスク管理 ~受傷機転と回復過程とは~

2019年5月1日2026年4月23日
疾患別アプローチ 臨床推論・評価 部位別アプローチ
肩関節周囲炎に対する リスク管理 ~受傷機転と回復過程とは~

みなさん、こんにちは!
理学療法士の林です。

臨床で肩関節周囲炎を担当したことはありますか?
病院や施設で担当したことがないという方もいるかもしれませんが、
「五十肩」と聞くと皆さんの周りでもいらっしゃるのではないかと思います。

肩の痛みや可動域制限が生じると日常生活で様々な制限が起きてしまいます。
痛みがあり、腕が動かないというのは辛いことですよね。
私もリハビリする時に痛い思いをさせるのが心苦しいと思っていました。

今回は肩関節周囲炎のリスク管理として、
「受傷機転」と「回復過程」についてお話ししていきますね。

<目次>
1、受傷機転
2、回復過程
3、明日からしていきたいこと

 

1、受傷機転

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肩関節周囲炎は50歳代以降に明らかな原因がなく肩の疼痛と可動域制限が生じる疾患です。
肩関節の構造が年齢とともに変性して起きてしまいます。

ただ、何も原因がなく肩が痛くなるというのは考えにくいですよね。
クリニックで勤務していると多くの患者さんが「運動嫌い」がと言われます。
全ての人に当てはまりませんが、肩周囲を動かす習慣がないことも原因の1部だと考えられます。

2、回復過程

病期として「急性期」「慢性期」「回復期」があります。
一般的には各病期は4ヶ月程度となり、約1年で治癒していきます。

リハビリで問題となるのが疼痛と可動域制限ですよね。
分類すると以下の様になります。

「急性期」

疼痛:安静時痛、夜間痛(+++)、動作時痛(++)
関節可動域:関節拘縮、筋攣縮(++)

急性期のポイントは安静時痛か夜間痛があるかです。
この時期に積極的なリハビリは症状を増悪させる可能性があります。

「回復期」

疼痛:安静時痛、夜間痛(+++~+)、動作時痛(++~+)
関節可動域:関節拘縮(++~+)、筋攣縮(++~+)

回復期のポイントは安静時痛か夜間痛が軽減もしくは消失しているかです。
ここから徐々に肩へ介入をしていきます。

「慢性期」

疼痛:安静時痛、夜間痛(+~ー)、動作時痛(+~ー)
関節可動域:関節拘縮(+~ー)、筋攣縮(+~ー)

慢性期のポイントは徐々に疼痛が和らいでいる状態です。
積極的な介入ができるようになってきています。

療法士として確認しておきたいのは、
「発症時期」になります。
急性期では安静時にも疼痛があります。
安静時の疼痛は肩関節に炎症が起きている可能性が考えられます。
そのため無理にマッサージやストレッチ、筋トレを行ってしまうと
余計に疼痛増悪や可動域低下をしてしまう場合があるので注意が必要です。

また、約1年で治癒しますが、患者さんによっては疼痛の残存や
関節可動域の制限が残ってしまい日常生活に支障をきたすこともあります。
なので療法士がリハビリで介入していくことも大切な関わりになりますね。

3、明日からしていきたいこと

1、受傷機転
➡問診で患者さんの生活習慣を確認➡受傷する理由を説明➡生活習慣のアドバイス
2、回復過程
➡問診でいつから痛い、腕が動かしづらいかを確認➡回復過程を説明➡患者さんが安心

いきなり問診しても答えてくれない人もいると思いますが、
患者さんそれぞれの日常生活の改善を行っていきたいので、聞ける範囲で聴取してほしいです。

ご興味がありましたらこちらへ>>>「肩関節疾患に対する評価とアプローチ」

療法士活性化委員会
認定インストラクター
林 凌磨

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