こんにちは、食べることが大好きな療法士活性化委員会委員長理学療法士の大塚です!
食事動作って臨床場面でよく評価すると思うんですが、どうやったらより食事が取りやすく、美味しくいただけると思いますか?
今回は食事動作を見る上で療法士に必要な2つの視点から考えてみたいと思います。
食事動作で必要な2つの視点
一つ目は身体機能
- 嚥下の機能
- 咀嚼の機能
- 消化・吸収の機能
- 上肢を使って食事を口まで運ぶ機能
- 坐位を保つ機能
など身体機能に関する視点です。
二つ目は環境設定
身体機能でどうにもならない部分は環境や道具を用いて補います。
例えば僕らでも汁物を飲むとき箸では飲みづらいのでスプーンを使いますね。このように身体機能はかわららないけど道具や環境設定で補えるものを探す視点です。
大きく分けてこの二つの視点から食事動作を評価してみましょう。
とは言ってもどこからみていいか見当がつかない場合は、まず坐位を二つの視点から見てみましょう。
食事を取りやすい坐位は?
いわゆる仙骨ずわりで円背傾向で座っている場合
と、骨盤が前傾し、体幹が起きているいわゆる作業坐位
どちらが食事が取りやすいと思いますか?
もちろん作業坐位の方だと思います。
作業坐位を機能面からみてみると
必要な身体機能は骨盤の前傾(股関節の屈曲、仙腸関節の可動性、腰椎の前弯)、胸椎の伸展、大腰筋、多裂筋の筋力などが挙げられます。
もちろんこれ以外にも胸郭の可動性や肩甲骨の可動性、下肢の支持性なんかも必要になってきます。
こちらの評価はAssessmentコース2日目で詳しく解説します。
作業坐位を環境面からみてみると
まず椅子の評価、車椅子なのか、椅子なのか、また座面は足が付く高さなのかを評価してみましょう。
もっと詳しく知りたい場合はこちら>>>シーティング・ポジショニングセミナー
評価ができたらアプローチ
それぞれ機能面に対しては機能的なアプローチ
環境面に対してはシーティングを実施してみてください。
まとめ
食事動作を見るポイントは西行材が取れるかどうかを身体機能面、環境面の二つの視点からみる。身体機能面、環境面はどちらが優先とかではなくどちらも並行して行いましょう。なぜなら食事は1日に3回行う機会があります、その食事を例えば身体機能が改善するまで満足に取れないとなると栄養状態が悪くなってしまいますよね?患者さんは待ってくれません、その時の最適の選択をできるように準備していきましょう。
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