脊柱疾患のアライメント評価方法

脊柱疾患のアライメント評価方法

みなさん、こんにちは!
整形外科クリニック勤務の林です。

皆さんは脊柱疾患の患者さんに対してアライメントの評価はどのようにを行っていますか?

・脊柱圧迫骨折
・脊柱管狭窄症
・腰椎椎間板ヘルニア
などの症例を担当した時どのようにアライメントを評価していいか悩みますよね。

僕もたくさん悩んで仕事が嫌になったことがありました。
今回は脊柱疾患に対しての評価、アプローチ方法を療活のコンセプトを用いて
ご紹介したいと思います。

一緒に患者さん、利用者さんを良くしていきましょう!!

1、脊柱疾患のアライメントの評価方法
2、脊柱疾患のアライメントの評価のために必要なこと
3、脊柱疾患のアライメントの評価まとめ

1、脊柱疾患のアライメントの評価方法

脊柱疾患は脊椎圧迫骨折、脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニアなどがあります。
アライメントを評価することでなにがわかるかというと、
その方の【関節可動域制限】【筋力低下・短縮】を予測することができます。

例えば圧迫骨折の場合、

矢状面

乳様突起、肩峰、大転子を確認。
もし肩峰が後方へ変位していると、
関節可動域制限:胸腰椎屈曲、股関節屈曲
筋力低下・短縮:小胸筋、腸腰筋、多裂筋

前額面

関節可動域制限:胸腰椎側屈
筋力低下・短縮:腰方形筋
などが予想されます。

アライメントで大まかに関節や筋肉の問題が把握できたら対象となる部位の可動域、筋力の評価を行い、仮説を立案します。

ここで問題です。
目的とする骨や筋を触診できないと身体の状態を把握できません。
なので解剖や運動方向をイメージしておくことが必須となります。

2、脊柱疾患のアライメント評価のために必要なこと

 

それは「触診」です。

【骨】
乳様突起
肩峰
大転子

【筋】
小胸筋
腸腰筋
多裂筋
腰方形筋

以上は触診できると脊柱疾患の身体の状態が把握しやすい状態になります。
触診が不十分だと目的を持った評価・介入ができなくなります。

3、脊柱疾患のアライメント評価のまとめ


腰椎椎間板ヘルニアのリハビリ手順は

1、脊柱疾患のアライメント評価方法と解釈
2、骨・筋の触診
になります。

ただ忘れてほしくないのは
患者さん、利用者さんの動作や日常生活の改善です。
アライメント評価も良いことですがそこを忘れてしまうと何のための評価か分からなくなってしまいます。

僕もついついアライメントだけ追い求めてしまう傾向があるので注意しています。
皆さんも一緒に勉強して患者さん、利用者さんを良くしていきましょうね。

一緒に勉強していきたい!という方はこちら
>>>【20分で変化を出す】脊柱疾患に対する評価とアプローチ<<<

療法士活性化委員会
認定インストラクター 林凌磨

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