毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
問題行動とは?
「問題行動」という言葉をよく使いますが、そもそも問題行動って誰からみたものなのでしょうか?問題行動としてその方の行動を見た場合、1,施設からみた問題行動、2,その人にとって問題となる行動を分けて考えましょう。
そして施設側から見た問題行動は、その方にとっては問題ではありません。必ずその行動をするための目的があるはずです。その「目的」を探してみましょう。
徘徊、暴力など
徘徊や暴力行為なども必ずその行動を起こす目的があります。なので徘徊や暴力に対してはまず、目的を生活歴、性格、家族歴などから探していきます。そしてその不安になる要素に対して介入をします。
認知機能の維持するためには?
認知機能を維持するために脳トレや計算問題など即時的に脳機能が活性化するようなことをしてしまいがちですが、脳科学的に見ると認知機能を維持するためには
- 不必要なストレスを減らす
- その人が落ち着ける環境を用意する
- 少しだけ頭を使うような活動をする
の3つが効果的です。なので脳トレや計算問題よりも、日常生活の習慣に目を向けていきましょう。
日常生活の中で取り入れるための評価をする
その方が
- 不必要なストレスが無く
- 落ち着いて
- 少し頭を使うような活動
がどんなものかをリハビリでは評価します。そしてその評価結果どういった日常生活が望ましいのかをその他のケアスタッフと共有します。共有することでリハビリのときだけでなく、生活習慣に包括的に介入していきます。
まとめ
認知症のみかた 〜生活を意識して〜
- そもそも問題行動は誰目線かを考える
- その行為の目的を確認する
- 望ましい生活習慣をスタッフ間で共有する
リハビリの場面だけの関わりでは日常生活に変化を出すのは困難です。リハビリで評価した結果をケアスタッフで共有し、ケアの質が上がるような介入を意識してみましょう。
オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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