こんにちは、療法士活性化委員会の大塚です。
前回はROMexの目的、制限因子の原因、実施方法、体位変換・良肢位保持・他動運動についてお伝えしました。今回は自動運動についてお伝えしてきます。
ROMexのポイント
目的:ADLに変化を出す
ポイント:不動と虚血を予防する
これはどの介入でも必要なものです。この目的を忘れないようにしましょう。
自動運動について
自動運動は大きく分けて
- 単関節
- 複合運動
- 基本動作
- ADL動作
の4つに分類されます。
運動の難易度は単関節からADLに従って難しくなり、負荷も大きくなります。
ROMexの目的がADLni変化を出すことなので、対象者の状態に合わせて単関節の自動運動から始めて、最終的にADL動作まで行いましょう。
自動運動のポイント
ポイントは
- 筋の収縮様態
- 重力方向と運動方向
- 意識的、無意識
の3つです。
筋の収縮様態
単関節の運動でも運動のやりやすさと負荷量は
- 求心性収縮
- 静止性収縮
- 遠心性収縮
によって変わります。対象者の筋力に合わせて求心性や静止性収縮から開始し、最終的には目的とするADL動作と同じ収縮様態で自動運動ができるようにしましょう。
重力方向と運動方向
重力に対して運動方向が
- 従している
- 抗している
- 平行
の3つのパターンがあります。
これに関しても対象者の状態・目的とするADL動作に合わせて行いましょう。
意識的、無意識
最終的にADL動作では関節運動を意識して行うのではなく、無意識で行っています。ROMexでも単関節から基本動作までは意識的に行いますが、ADL動作は無意識でできるようになる必要があります。なので必ずADL動作の練習を行い、無意識でも使える状態にしてきましょう。
まとめ
ROMexについて勉強してみた 〜自動運動〜
- 目的:ADL、ポイント:不動と虚血の予防を意識する
- 筋の収縮様態と目的の動作を意識する
- ADLで使えるように無意識で動かせるような練習を行う
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