ADL 大塚 久
下衣動作編 – 工程分析から個別化まで ~作業療法士・理学療法士のためのADL実践ガイド~

みなさんこんにちは。作業療法士の仲田です。
今回は、下衣動作をお伝えします。
実際にZoomのナイトセミナーで「OTしゃべり場」というADLなどを話し合う場で出てきた下衣動作に関する会話を一部お伝えします。

下衣動作ですね。上衣動作と同様、着るパターンと脱ぐパターンとがあるのと、下衣にも下着やズボンの種類がたくさんあります。何が知りたいですか?

確かにそうですね、下衣動作の練習方法が知りたいです。

練習方法でしたら、まず対象の方が何ができて何が苦手かを評価して知る必要があります。

それだと、時間がもったいないので、まず苦手な部分を評価して苦手な部分を中心に練習をしていきます。

なるほど、そうしたらまずは下衣動作の工程分析をする必要がありますね。

麻痺側が右としたら、①椅子に座る ②右足を通す ③左足を通す ④おしりを通す ですかね。

脱ぐ時は、①おしりを浮かす ②ズボンを膝まで下げる ③左足を組む ④左足の股下を脱ぐ ⑤左足を下す ⑥右足を組む ⑦左の股下を脱ぐ ⑧左足を下す。

そうですね、いいと思います。股下のことをインシームという方もいるので覚えておいて損はないと思います。

ただし、実際の患者(利用者)さんはそんなにキレイに脱いだりしません。

動作の手順はあくまで一般的なものです。その方の環境によってやりやすい方法を一緒にみつけていければ良いだけなので、”型にハメない”が重要です。

なので、まず工程分析をしてみる → 相手の苦手な部分を抽出する → 苦手な部分を日常生活ではどうやっているのかも確認する → 苦手な部分を繰り返し練習してスキルを獲得する。ですね。 もしスキルの問題ではなく機能的な問題であれば機能面にもアプローチします。

まとめ
- 工程分析をしよう
- 足りているもの、足りていないものを分別してアプローチをしよう
- 人によって着脱のやり方が違う
いかがだったでしょうか。視野が広がり少しでも役に立てたのなら幸いです。
次回は〇〇についてを予定しています。
作業療法士としてどう関わればいいか悩んだら
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