「歩けたらOK」じゃない!移乗・歩行を安定して行うコツ[療法士に必要なセルフエクササイズの考え方~その81~]

こんにちは! モーションアナライシスコース講師の吉田頌平です。

 

移乗や歩行は、初期から介入していく部分であり、なかなか変化が出にくい部分ですよね。

それゆえに、「一応、自分である程度うごけてるから、まぁ大丈夫でしょ」と判断してしまいがちですが、生活全般で見ていくと『移乗・歩行できる』だけでは十分ではないんです。

移乗・歩行を評価する上で重要な「安定性」について、本日はお伝えしていきます!

そもそも「移乗・歩行の安定性」とは?

移乗・歩行の安定性とは「社会で生きるための第一歩」のことです。

車イスへ移乗すること、T字杖や手すり・シルバーカーを使って歩くことは、寝床から離れてトイレを済ませたり、食事をしたり、身だしなみを整えて買い物に出かけるベースですよね。

起き上がるたびに
「フラフラして、いつもドキドキする…はぁはぁ…」
なんてなってたら、生活がままなりません。

夜にトイレに起きる方なら、暗い中でもつまずくことなく歩くことはとても重要ですよね。

なので移乗・歩行は、「できたらOK」ではなく「安定・継続して行えるか?」が重要になります。

移乗・歩行の安定性のポイント

歩き方に、どんな特徴がありますか?

というわけで、移乗と歩行の安定性の観察ポイントを確認していきます!

まず確認しておくべき重要な点は、「どうふらつくのか?」

頭から前に倒れそうになっていたり、肩が大きく揺れていたり、お尻が左右に大きく揺れていたり、片方の足を引きずるように歩いていたり…と、一言で「ふらつく」といっても、いろんなポイントがあります。

 

歩くときの特徴を見つけるコツ

「歩くときの特徴を見つける」と一口に言っても、同時に2つ以上の動きが発生することってよくありますよね。そんなときは、以下のことを意識してみてください。

『最初に気づいた1つの部位に絞って観察すること』

1度にいろんなことをやろうとすると、どこかで見落としが出てきます。移乗・歩行中は常に動きつづけて姿勢が変化しているので、すべてを1度に観察しようと思うととてもハードルが高くなります。

見ていくうちにどんどんわからなくなっていく。。。というときは、まず最初に気づいた特徴のある1部位に集中して観察してみましょう。

 

おわりに

いかがでしたか? 移乗や歩行を観察する視点はさまざまだと思いますが、まずは1つずつ見ていくって大切ですよね。

次回からは、どうふらつきを評価するかをお伝えしますね。

 

  • 関節運動の原理を整理したい…
  • 日常生活動作から動作分析を行えるようになりたい…
  • 必要なセルフエクササイズを構築できるようになりたい…

そんなお悩みを解決する講座です。

このコース最大の特徴は、 「あなたが、あなた自身を分析すること」にあります。

あなた自身の身体を動かしながら

  1. 歩くときに、安定して一歩を踏み出すために必要な骨盤帯での体重移動

  2. 座位・立位で肩を屈曲するために必要な、腹部~肋骨・胸骨~肩甲骨の動きのつながり方

  3. 立ち上がる時に必要な、股関節と骨盤帯の連動の仕組み

これらの内容を学び、 必要な動作分析の視点と、段階的な自主トレ(セルフエクササイズ )の構築方法、 評価内容を患者さんへお伝えする方法をお伝えいたします!

わからない部分は、いつでも質問できるところも このコースの特徴です( ^ω^ )

次の一歩へ進むために、まずは 自分の動きを噛み砕いて分析してみませんか?
療法士活性化委員会 認定講師 吉田 頌平

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