毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
今回は新人教育についてどう進めていけばいいのかをお伝えしてみます。
わからないと言っていい環境を作る
新人さんが萎縮してしまう問題点の一つとして「わからないと言ってはいけない」と思っている、ということがあります。
そして指導者側からすると新人がわからないことがわかりません。そうするとお互いにわからないことがわからないままになり、教育が進みません。
そのために、教育側が「わからない」と言っている姿を見せましょう。
まず率先して「わからない」と言っている姿を見せることで、「わからないと言ってもいい環境」というのを認識してもらいましょう。
業務の説明方法
続いて業務の説明方法です。
- 1度目はやり方を説明する
- 2度目の説明は解析に焦点を当てる
の方法でやっていきましょう。
1度目はやり方を説明する
基本的にはやり方を1から順に全てを説明します。その際のポイントは「わからないことは聞いてもらう」ことです。わからないと言ってもいい環境を作りましょう。
2度目の説明は解析に焦点を当てる
2度目は1度目と同じように全てを伝えるのではなく、実際に行動した結果、できた部分と失敗した部分を明確にしましょう。そして失敗した部分について一緒に修正をしていきましょう。
2度目は失敗した部分の修正に焦点を当てましょう。
カルテの書き方
カルテは情報を整理するためにSOAPを用いて行ってみましょう。
SOAPで書くことによって、その新人さんがSOAPのどの部分が苦手かが見えてきます。
Sであれば問診が苦手かもしれない
Oであれば評価の方法がわからないのかもしれない
Aであれば統合と解釈が苦手なのかもしれない
Pであれば治療の方法を知らないのかもしれない
と考えて、対策を一緒に考えていきましょう。
まとめ
新人教育について
- わからないと言っていい環境を作る
- 説明は1度目は全て、2度目は解析に焦点を当てる
- カルテはSOAPで書いて苦手部分を明確にする
オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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