こんにちは!林です。
ネットを見れば、知りたいときにアプローチ法がすぐ見つかる世の中。
スマホを使えば、色んなサイトやコラムで探したりすることありますよね。
それらの情報を見る時に、本当に合っているか気にしてますか?
大腿骨頸部骨折、変形性股関節症などを担当した時、ほとんどの療法士行う股関節のROMex
股関節と関連する腰椎について、皆さんは知っていますか?
股関節屈曲の参考可動域って?
股関節屈曲の参考可動域は125°になります。
実は股関節屈曲の生理的限界は平均約90°になります。
つまり、股関節だけでは100°も屈曲しないということになります。
股関節と腰椎の関係って?
ここで少し疑問に思った方もいると思いますが、
なぜ参考可動域は股関節屈曲125°と書いてあるのか。
それは、股関節屈曲90°付近になると臼蓋と大腿骨頭が接触するからなのです!
実は残りの30°は腰椎で補償しているのです!!
人によって多少の誤差はあると思いますが、ほとんどの人は同じような角度になります。
大腿骨頸部骨折では脱臼リスクがありますから注意が必要になりますね。
大腿骨頸部骨折の脱臼リスクって何?
ポイントは後側方・前方・前側方侵入法になります。
手術方法によっては、切開する筋も異なるので要チェックですね!
股関節屈曲が90°以上改善しない時は!!
腰椎の後弯=体幹屈曲ができるかを見てみるといいと思います!
関節では腰椎の椎間関節、
筋では腰椎に付着する多裂筋、大腰筋を評価、アプローチすることをオススメします!
Hip-spine syndrome
股関節と腰椎のこの関係をHip-spine syndromeといいます。
股関節のROMexだけでは改善しにくい方は腰椎に着目するといいかもしれません!
明日から患者さん利用者さんの腰椎をチェックしてみてください!