Assessmentコースでは
関節運動学・生理学に基づいた各関節・筋肉の動きを説明し、評価・促通・ADLへの繋げ方をお伝えします。
肩関節編では大きく分けて3つのことをお伝えします。
- 肩関節の評価とアプローチ法
- 坐位・立位での肩関節の評価とアプローチ法
- ADLへの繋げ方
1、肩関節の評価とアプローチ法
肩関節は複合関節です。なので評価とアプローチが難しいと感じてしまいますが、実は手順通りに評価していくことで非常にわかりやすくなります。
肩関節を見る順番は?
いわゆる肩関節は
- 胸鎖関節
- 肩鎖関節
- 肩甲胸郭関節
- 肩甲上腕関節
です。
この4つの関節を上記の順番に評価していくことでどこに問題があるかが明確になります。
1、胸鎖関節、2、肩鎖関節は上腕骨の動きに対してどのように動くかを評価します。
それぞれ問題があった場合は胸鎖関節のモビライゼーション、肩鎖関節のモビライゼーションを行います。
ここで動きが改善しらたらその2つに問題があったと評価できます。
この2カ所で動きが開園しない場合はより遠位の肩甲胸郭関節、肩甲上腕関節を評価します。
肩甲胸郭関節では何を評価する?
肩甲胸郭関節ではいわゆる肩甲上腕リズムを評価します。
ここで肩甲上腕リズムに問題がある場合は肩甲骨周囲の筋に問題があると考えられます。
アプローチは肩甲胸郭関節のモビライゼーション、小胸筋のリリース、プレーシングを行います。
ここでまだ動きが改善されない場合は肩甲上腕関節を評価します。
肩甲上腕関節で評価するのは?
肩甲上腕関節で評価するのは臼蓋上腕リズムを評価します。
臼蓋上腕リズムをそれぞれファーストポジション、セカンドポジション、サードポジションで評価することにより
前方・後方関節法
大胸筋、広背筋
棘下筋、小円筋
肩甲下筋、大円筋
などの問題を個別に抽出していきます。
それぞれ抽出した問題に対して関節モビライゼーション、筋膜リリースを行なっていきます。
ここまでくるとほぼ肩関節の機能的な問題は改善されます。
しかしここから問題となるのが抗重力位である坐位・立位での評価です。
抗重力位になると肩関節以外に、体幹・下肢の影響が考えられます。
2、坐位・立位での肩関節の評価とアプローチ法
坐位での評価は?
坐位で見る評価は脊柱と胸郭、体幹の安定性です。
これは1ヶ月目の体幹・骨盤・股関節編で評価・アプローチしたポイントとなります。
さらに脊柱・胸郭・体幹の安定性を評価した上で肩関節の運動をあるものを使って促通していきます。
立位での評価は?
立位で見る評価は膝・足関節です。
これは2ヶ月目の内容でしたね?この内容を使って立位を評価し、さらに下肢が安定した状態である動作を使って肩関節の動きを促通していきます。
3、ADLへ繋げる方法
そもそもリハビリテーションはADLに繋がらないと意味がありません。
最後にADLへ繋げるための方法・考え方をお伝えします。
まとめ
Assessmentコースでは短時間で問題にたどりつき、効率的にアプローチの選択できるよになることでより早く患者様の目的の達成をサポートできるようになることを目的としています。
そのため関節運動学・生理学に基づいた評価・促通法・ADL動作への繋げ方をお伝えします。
肩関節編では
- 肩関節の評価とアプローチ法
- 坐位・立位での肩関節の評価とアプローチ法
- ADLへの繋げ方
をお伝えします。
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体はつながっている
ここまで全4回にわたってAssessmentコースの内容をお伝えしてきました。
肩関節のアプローチでは最終的にADLに繋げる必要があります。ADL動作は基本的に坐位または立位で行うことがほとんどです。
そのため実は肩関節の痛みの原因は下肢や体幹の問題から来ていることが多くあります。
これはAssessmentコース1期修了の目良さんからいただいた後日談ですが
「下肢・体幹から順に見ることで肩の痛みや動きの問題も下肢・体幹で解決することがほとんど、肩に直接触ることはあまりなくなった」
と言っていました。
大塚自身も肩の痛みの原因がリスフラン関節にあってそこにアプローチしたらその場で肩の痛み・動きが改善した症例もいました。
最初から全身をつなげて考えるのは大変ですが、下肢・体幹から順を追って評価をすることで全身が自然と見れるようになります。
Assessmentコースではそれぞれの部位の評価法をどの順で、どうやって評価するか?そしてアプローチは何を選択するか?をお伝えします。
Assessmentコースでは急性期から生活期までどの場面でも使える「リハビリの型」が身につきます。
- 何から評価していいかわからない
- 痛みの原因がわからないなどでお悩みの方はぜひ受講をお勧めします。
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Assessmentコースの内容を繰り返していると、、、
Assessmentコースの内容を繰り返していると自然と相手の動作から問題点が抽出できるようになってきます。
動作から問題点が抽出できると評価・アプローチはもっと短時間で効率的に行うことができます。
さらにクセとなっている動作がわかるので生活指導・セルフエクササイズの構築も可能となっていきます。
この流れを体系的にまとめてお伝えしているのがmotion analysisコースです。
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