こんにちは!
モーションアナライシスコース講師の吉田頌平です。
さて、今回は
同じ球関節という構造を持つ
「上腕骨頭」「大腿骨頭」に
視点を当てていきます。
球関節は多軸関節に分類され、
すべり運動、転がり運動を通じて
ゴロゴロと大きく動く特徴を持っています。
大きく動くためには、
骨頭を動かすそれぞれの筋が協調していること
だけではなく、
「骨頭が大きく動けるスペースが確保できているか?」
が重要になります。
肩関節では肩甲下筋や小円筋などの回旋筋腱板、
股関節では梨状筋をはじめとする股関節外旋筋が
それぞれ硬く短縮していると、
各骨頭が自由に動き回れるスペースを狭めることになり
そもそも関節運動が阻害されることになります。
この動きが顕著に問われる生活の一場面は
「寝返り」の時です。
特に側臥位を取る際は、
上腕骨頭は肩甲骨によって、
大腿骨頭は骨盤によって
床面へ押し込まれる力が発生します。
この時に、回旋筋腱板や股関節外旋筋が
しっかりと機能して
「骨頭と肩甲骨/骨盤との間に
間隙を保つ働き」が行えているかどうか?
が、重要になってきます。
寝返り動作がうまくいかない…というときは、まず
「骨頭の回旋運動が十分に行えているか?」
という点を評価してみてください。
あなたに特殊な技術がなくたって、
意外と見逃しやすい、からだの繋がりに
気づくだけでも
あなたの患者さんにとっては
大きく変われる一歩となるかもしれません。
動作分析が苦手だな…
動作をつなげて考えるのが難しい…と感じている方は、
まずは、ご自分の体調を知ることから
始めてみましょう!
もし、
「どう作用するのかがいまいちピンとこない…」
「脊柱・肩・股関節の動作分析が苦手…」
「セルフケアの方法を、もっと効果的に伝えたい…」
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