【股関節の動作筋をリリース・促通しても、内外旋の動きが変わらないのはなぜ?】療法士に必要なセルフエクササイズの考え方~その50~

こんにちは!

モーションアナライシスコース講師の吉田頌平です。

さて、本日は「股関節」
シリーズ第1弾
をお送りいたします。

股関節内外旋のActiveでの動きが
しっかりできるようになってほしい!
と、筋筋膜リリースや促通運動を行っても
なかなか動きが変わらない…

ということって、ありますよね。

まず、運動を行うにあたって
関節が動けるかどうかは重要な要素です。

もっと細かく申し上げますと、
関節包に付着する筋の動きはどうなのか?
というところを評価する視点が重要となります。

例えば、
・腸腰筋
・大腿直筋の反回頭
・外閉鎖筋
・小殿筋
は関節包に筋腱が付着し、

梨状筋は関節包に付着しない、と報告されています。(1

関節包が硬ければ、
関節内のクッション性が失われ
スムーズな関節運動は行えなくなります。

なので、介入目標が
・関節がスムーズに動ける状態に整えたい
という場合は
→腸腰筋、大腿直筋、外閉鎖筋、小殿筋へのアプローチを
優先して行い、ROMexにつなげる。

・受動的な関節運動ならスムーズに動くけど、
自動運動になるとぎこちない…
という場合は
→梨状筋、多裂筋を動かしやすくして、動かす練習(促通)を行う。

と区別することが大切です。
ここを区別するために必要なのが、『動作分析』です。

・どんな動きがぎこちないのか?
→動作の観察

・どの筋が動きにくいのか?
→関節の動きの評価

・なぜ動きにくいのか?
・どんな方針を立てて介入したらいいのか?
→考察

これら一連の内容が動作分析であり、
ADLなどの日常生活動作から動作分析を行えるようになるのが
「運動から実践するセルフケアと運動療法・動作分析 Motion Analysisコース」
です。

このコース最大の特徴は、
「あなたが、あなた自身を分析すること」にあります。

・歩くときに、安定して一歩を踏み出すために必要な骨盤帯での体重移動
・座位・立位で肩を屈曲するために必要な、腹部~肋骨・胸骨~肩甲骨の動きのつながり方
・立ち上がる時に必要な、股関節と骨盤帯の連動の仕組み
などを、あなた自身の身体を動かしながら学び、

必要な動作分析の視点と、段階的な自主トレ(セルフエクササイズ )の構築方法、
評価内容を患者さんへお伝えする方法をお伝えいたします!

わからない部分は、いつでも質問できるところも
このコースの特徴です( ^ω^ )

「運動から実践するセルフケアと運動療法・動作分析 Motion Analysisコース」


次の一歩へ進むために、まずは
自分の動きを噛み砕いて分析してみませんか?

療法士活性化委員会

認定講師 吉田 頌平

参考文献:
1) Brian L. Walters et al.New Findings in Hip Capsular Anatomy: Dimensions of Capsular Thickness and Pericapsular Contributions.The Journal of Arthroscopic and related Surgery. 2014.30(10). 1235–1245.

【療活講習会一覧】

”信頼される療法士になるための土台を作る”>>>療活してる?

講師 吉田頌平 研修会情報(他団体)

英会話を通じて、
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《第13回目》
日時:2018年8月3日(金)20:00 ~ 21:00
《第14回目》
日時:2018年8月17日(金)20:00 ~ 21:00
《第15回目》
日時:2018年9月7日(金)20:00 ~ 21:00
《第16回目》
日時:2018年9月21日(金)20:00 ~ 21:00

【YES!プレセミナーへのお申し込みは、こちら】

参加費:各回 4,000円(税込)
主催:一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会

 


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