【座位姿勢が及ぼす股関節への影響?】療法士に必要なセルフエクササイズの考え方~その26~

こんにちは!

モーションアナライシスコース講師の吉田頌平です。

さて、前回は
丸くなって過ごしていることの影響を
肩に注目してお伝えいたしました。

今回は、イスでの座位姿勢における
股関節への影響に注目してみます。

円背や猫背など
背中を丸くして座っていると、
股関節の動きはどうなるでしょう?

まず、骨盤は後傾位を取りやすくなりますよね。
すると、大腿骨頭は相対的に
伸展位に位置するようになります。

また、椅子の下で足を組む場合は
大腿骨頭が外転・外旋することになりますね。

これらの現象をまとめると、
股関節は「伸展・外転・外旋位」
を取ることになりますが、

特にこの肢位において
股関節の中で活動している筋は
ないはずです。
(頑張って猫背になる方…いらっしゃらないですよね?)

そうすると、股関節の
「伸展・外転・外旋」に作用する筋は
短縮位のままで収縮しない状態が続くので
硬く「短縮」していき、

股関節の
「屈曲・内転・内旋」を
制限することにつながります。

股関節の「屈曲・内転・内旋」は
寝返り動作に必須の3要素なので、

覚醒中もそうですが、
就寝中に寝返りがうまく行えず
眠りが浅くなる…という弊害を生み出すことに
つながります。

「最近、よく眠れないのよ…」
と言われる方には、
・普段の生活で行なっているシーティング
・股関節の関節可動域
・股関節周囲筋の硬結・萎縮の評価
も合わせて行なってみてくださいね。

あなたに特殊な技術がなくたって、
意外と見逃しやすい、からだの繋がりに
気づくだけでも

あなたの患者さんにとっては
大きく変われる一歩となるかもしれません。

動作分析が苦手だな…
動作をつなげて考えるのが難しい…と感じている方は、
まずは、ご自分の体調を知ることから
始めてみましょう!

もし、
「どう作用するのかがいまいちピンとこない…」
「脊柱・肩・股関節の動作分析が苦手…」
「セルフケアの方法を、もっと効果的に伝えたい…」

と、思われることがあれば、
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自分の身体を使って、
知識を知恵に変えてみませんか?

療法士活性化委員会

認定講師 吉田 頌平

 

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