なにげなくやっていることを、
改めて言葉や動きで確かめると
なにか大きく変わるきっかけになります。
私にとって、自分の身体を動かして
自分の身体を分析することで
患者さんの身体の声を聞く準備ができて、
患者さんの身体の動きを見て、感じて
それから患者さんの動作を分析できるようになりました。
理論だけで、動作分析するのって
実はかなり難しいんじゃないかな?
でも、理論を先に知って
自分の身体で試すのも面白いんですよね。
肩と股関節は、特に面白いんです!
おっと…遅くなりましたが、こんにちは!
3回にわたって、
『股関節の構造からみる正常な運動の特徴』
をお伝えしています。
第3回目の今回は、
『座位姿勢から動作に移るための評価』について
簡単にまとめていきます。
ちょっとでも、股関節の動きの楽しさが伝わりますように!
…さて、本題に移りましょう。
前回は、立位や座位を安定して保持するための
ポイントをお伝えいたしました。
立位・座位から動くためには、
・動作中も中電筋・小臀筋が活動できること
・『動作筋』と呼ばれる筋に活躍してもらうこと
が重要となります。
中臀筋・小臀筋とも股関節外転の作用を持ちますが、
【中臀筋】
前部繊維で股関節内旋
後部繊維で股関節外旋
【小臀筋】
股関節内旋
の作用をそれぞれ併せ持っています。
特に股関節屈曲位では
股関節外転ではなく、内外旋の作用を
強く発揮する特徴があります。
ここから、座位作業時の
股関節の動きが面白くなります!
座位では、この2つの筋で
股関節を支える機能は働きづらくなります。
重要になるのは、
『大臀筋』です。
中臀筋・小臀筋による内旋に拮抗して
大臀筋が外旋方向へ収縮することで
股関節を中間位〜軽度外旋位に保つ作用が生まれます。
作業時に求められる骨盤前傾動作は
こうした股関節の内外旋筋の拮抗作用があって
発生します。
股関節の動きが発生しない場合、
腰椎前弯を減少させ、胸椎後弯を大きく生かした
作業姿勢を取るようになります。
すでに知ってるよ!と思う一方、
改めて整理してみると
股関節の動きって、面白くないですか?
この理論を、身体を動かして表現しようとすると
実はもっと面白くなるんです!
動作分析が苦手…と思う方の苦手意識が
少しでも「楽しい!」に近づきますように。
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必要な動作分析の視点と、段階的な自主トレ(セルフエクササイズ )の構築方法、
評価内容を患者さんへお伝えする方法をお伝えいたします!
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