こんにちは! モーションアナライシスコース講師の吉田頌平です。

療法士活性化委員会には個性豊かなメンバーが揃っていますが、
そのなかでは私はカナダのクリニックで働いた経験があって国際感覚が豊かで個性的なほうと認識しています。
そんな吉田が今回、現場で求められる「療法士の役割」について考えてみます。
そもそも療法士の役割って?
そもそも「療法士」という役割は、日本では「マッサージをするひと」「身体の動きを良くしてくれるひと」と捉えられることが多いですよね。ご年配の方ほど、こうした考えをお持ちのかたは多いかもしれません。
1965年に制定された「理学療法士及び作業療法士法」第2条では、下記のように理学療法が定義されています。
1997年に制定された言語聴覚士法第2条においては
2018年8月に改定された作業療法の定義では、
(余談ですがカナダでは、OTは小児デイケアや在宅、PT・STは病院で勤務することが多い印象でした。
国によっても特徴が違うんですね〜。)
話を戻しまして…業種は違いますが、年代別に療法士の役割をみてみると、
身体機能の回復のために体操・運動・物理的手段を活用する
↓
身体機能の維持・向上のために訓練や助言、指導、援助を行う
↓
身体機能を含め、社会生活を営むために治療、指導、援助を行う
簡単に言えば、いまは利用者さん・患者さんの主訴やご家族さんを含めたHope,Needをベースに定めた方針に沿って「どうしたら自分らしく生活できるのか」を考え、援助するのが療法士の役割です。
例えば…
老健に勤めていれば、利用者さんとご家族の関係性や、ご本人のパーソナリティー。
1965年に制定された「理学療法士及び作業療法士法」第2条では、下記のように理学療法が定義されています。
理学療法とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう
1997年に制定された言語聴覚士法第2条においては
音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある者についてその機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行うこと
2018年8月に改定された作業療法の定義では、
作業療法は,人々の健康と幸福を促進するために,医療,保健,福祉,教育,職業などの領域で行われる,作業に焦点を当てた治療,指導,援助である.作業とは,対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す.
(余談ですがカナダでは、OTは小児デイケアや在宅、PT・STは病院で勤務することが多い印象でした。
国によっても特徴が違うんですね〜。)
話を戻しまして…業種は違いますが、年代別に療法士の役割をみてみると、
身体機能の回復のために体操・運動・物理的手段を活用する
↓
身体機能の維持・向上のために訓練や助言、指導、援助を行う
↓
身体機能を含め、社会生活を営むために治療、指導、援助を行う
簡単に言えば、いまは利用者さん・患者さんの主訴やご家族さんを含めたHope,Needをベースに定めた方針に沿って「どうしたら自分らしく生活できるのか」を考え、援助するのが療法士の役割です。
療法士として大切な心構え
領域によって関わる方々も大きく変わるため、いろんなことに応対できることが求められます。例えば…
老健に勤めていれば、利用者さんとご家族の関係性や、ご本人のパーソナリティー。
回復期病棟に勤めていれば、これまでの生活状況や、地域での患者さんの役割、ケアマネージャーさんとの関わり。
精神科に勤めていれば、患者さんの奥底にある本音が、ふだんの生活でどう表現されているのか。
さまざまな領域で療法士として働くときに、利用者さん・患者さんを見守りながらも、
「黒子に徹することができるか?」
「どんなときにも臨機応変に対応できるか?」が重要になります。
あくまで利用者さん・患者さんを含めた医療チームの一員として、最終ゴールを共有するために旗振りをしてチームをまとめることもありますし、
あくまで利用者さん・患者さんを含めた医療チームの一員として、最終ゴールを共有するために旗振りをしてチームをまとめることもありますし、
患者さん・利用者さんの状況を整理するためにご家族やNsさん、Dr、ケアマネージャーさん、ソーシャルワーカーさんなどと情報共有や状況整理を行うため、黒子に徹するときもあります。
利用者さんの元気が無くなって動きたくなくなるなど、予想もしていなかった緊急事態が起きるときもあるでしょう。
状況に応じた、臨機応変な対応が求められるのです。
つまり利用者さん・患者さんが掲げる大胆かつ半ば諦めている思いを理解し、円滑に進めていくのが療法士の役割です。
特に身体機能をすばやく評価し、どんな能力が求められるのかを整理し
特に身体機能をすばやく評価し、どんな能力が求められるのかを整理し
チームメンバーで共有すること、必要な能力を改善・再獲得にむけて支援できることは、療法士の強みです。
うまい療法士はどんなことをやっている?
先ほどもお伝えしたように、療法士と一口に言っても、領域ごとによって役割や立ち位置は少し違ってきます。私は整形外科領域で一貫して勤めてきましたが、多様な分野で活躍してきた療活のメンバーや、患者さんのHopeをうまく達成している先輩の体験談を伺ってみると、みなゴールの設定がとても上手と感じました。
徒手的な介入ももちろんなんですが、動作分析がうまいんです。
動作分析がうまい人には、下記のような特徴がありました。
1.ゴール達成までに必要なことを説明できる
例えば「自分でお風呂に入れるようになりたい」と思っている患者さんに対して、どんな身体機能が必要が抽出するってとても大切です。「自分でお風呂に入れるようになりたい」けれど、浴槽をまたぐときに足を上げると後ろに倒れそうになっていれば、片脚立位を保つことが必要かもしれません。
ADL・IADLを含め、ふだんの生活で体力を多く消費したりバランスを崩すような場面がたくさんあれば、なかなか自立して生活しよう!とは思えないですよね。
持続して効率的に身体を動かすために、取り組む必要があるポイントを説明できることは、患者さんがゴール達成に近づけるようになります。
2.がんばることを段階づけることができる
取り組む必要があるポイントを明らかにした上で、どんな取り組み方があるのか考えられるようになると、自分でもやってみようと考えやすくなります。自分でお風呂に入れるようになるために、片脚立位を改善する取り組みとして、まずどんな動きができる必要があるのか?というように、根拠をもってプロセスを段階づけられると、着実にゴール達成に近づきやすくなります。
3.他の人に任せられるようになる
ここはとても重要なポイントです。自分でお風呂に入れるように片脚立位を改善するために、必要な動きはわかったけれど、
どうしても今の身体能力では転倒・転落の危険があって自立とするのは危ない…
こうした時に、
「じゃあ、どこかに手すりをつけたらどうだろう?」
「浴室内の床を、滑りにくいものにするのは?」
「またぎ動作を、椅子に座って行なったらどうだろう?」
「デイサービスでお風呂に入れる機会を作るのはどうだろう?」
など、改善ポイントが明らかにできていれば、その人自身の身体機能の改善だけでなく、必要な介護保険サービスや浴槽のまたぎ方を変更するなど、より幅広い方法を考えられるようになります。
患者さん・利用者さんの最終ゴール達成のために、身体動作を細かくみる視点はとても重要です。
患者さん・利用者さんが笑顔になれるのは、身体が自由に動かせ、痛みがやわらいだ先に、自分が望む生活ができたときです。
患者さん・利用者さんの主訴を伺ってから、必要な援助を考えられる療法士を目指しませんか?
患者さん・利用者さんの最終ゴール達成のために、身体動作を細かくみる視点はとても重要です。
最後に
動作分析は、介入すべき問題点を抽出するうえでも有効ですが、周囲の方々との連携をスムーズに行ったり、やり方を工夫して患者さん・利用者さんがHopeを達成するうえでも欠かせないものです。患者さん・利用者さんが笑顔になれるのは、身体が自由に動かせ、痛みがやわらいだ先に、自分が望む生活ができたときです。
患者さん・利用者さんの主訴を伺ってから、必要な援助を考えられる療法士を目指しませんか?
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療法士活性化委員会 認定講師 吉田 頌平

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